貨泉・中国古銭☆西暦14年/古代銭/美品/新(天鳳元年)/k0823-10


◎名称:貸泉

◎発行国:中国(新の時代)

◎発行年:西暦14年

◎サイズ:直径23.5mm、厚さ1.9mm

◎重さ:4g

◎品位:銅、他

◎発行枚数:不明

◎状態:美品(写真参照)



(参考資料)

貨泉(かせん)とは、中国の王莽(おうもう)が支配した新(しん)王朝時代(紀元8年〜23年)に鋳造された銅貨です。

この新王朝は前漢と後漢の間に存在し、短期間(約15年)で終わったため、貨泉は鋳造時期が非常に限定されている貨幣として知られています。

貨泉の特徴は、円形で中央に方形の穴がある形状で、「貨」という文字が右に、「泉」という文字が左に刻まれています。

日本においては、貨泉は弥生時代の遺跡、とくに北部九州地方の弥生時代中期後半から後期にかけての遺跡から多く出土しています。

これは日本側で当時の交易や文化交流が中国と活発にあった証拠とされ、特に甕棺墓(大型甕に遺体を埋葬する墓)から出土することが多く、その副葬品としての貨泉は単なる貨幣の役割を超え、宗教的または象徴的な意味も持っていた可能性が指摘されています。

考古学的には、貨泉が鋳造された期間が短いことから、遺跡の年代特定の重要な手がかりとして使われます。

貨泉が出土した遺跡は、日本の弥生時代中期後半から後期のものであることが多く、他の出土品(土器など)と照合することでより正確な年代推定が可能となっています。

歴史的背景としては、王莽が漢の劉氏の再興を恐れて、通常貨幣に刻まれる「銭」の字の代わりに「泉」という字を使ったという逸話もあり、貨泉はその王莽の短命な改革時代の象徴的な遺物でもあります。



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