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重さ 約327.5g
【商品説明】
この鏡は、そうした唐式鏡のひとつである。銅鋳造、外形を八稜形とし、同形の圏線で内区と外区にわける。内区には中央に花弁座の鈕をすえ、鈕をはさんで二羽の鳳凰と二羽の鳥と四箇の瑞花を配している。外区には唐草文様を連ねる。
形状・文様構成ともに平安時代の趣向をよく示している。鳳凰は一見、やはり好んで用いられた鴛鴦(おしどり)とも見え、明確な判別をしがたい。鋳上がり良く文様も鮮明であり、当時の代表的な鏡の好例として貴重である。