安政一分銀☆1859年/江戸時代/銀銭、銀貨/日本古銭/a0722-6


◎名称:安政一分銀

◎発行国:日本

◎発行年:1859年(安政6年)

◎サイズ:直径23.2mm×15.5mm

◎重さ:8.57g

◎品位:銀87.3%

◎発行枚数:1100万枚

◎状態:美品/経年による古さと痛みがあります(写真参照)


(参考資料)

安政一分銀(あんせいいちぶぎん)は、江戸時代末期、1859年(安政6年)から1868年にかけて発行された日本の銀貨です。

その名は発行当時の元号「安政」に由来します。


☆主な特徴

形状と意匠:長方形(短冊形)で、表面には「一分銀」と大きく縦書き、裏面には上部に「定」、左下に「常是」、右下に「銀座」と縦に刻まれています。額縁状に多数の桜模様が縁取っています。


重量・品位:重さは約8.63g、銀含有率は約87.3%、その他の金属が12.7%です。

発行の背景:当時、流通していた天保一分銀(純度99%)の在庫が尽き、また外国の洋銀との交換や貿易活発化で国内銀貨の需要が増加。純度を下げることで貿易決済や銀流出防止に対応する意図がありました。

呼称と区別:「新一分銀」とも呼ばれ、旧天保一分銀(「古一分銀」)と区別されます。特に天保一分銀との違いを明確にするため、側面にヤスリがけ(斜めに削り加工)が施されています。

価値・役割:1枚で「一分」に相当し、1両の4分の1(1000文)に換算されました。現代の価値に換算すると約25,000円程度の購買力があったとされています。

現存と価値について:

発行枚数は約1,100万枚と多いため、極端な希少性はありません。ただし美品や特殊な刻印のものは高額になる例もあります。

現在では収集用やジュエリー(ペンダントトップなど)としても取引され、ネットオークションでは数千円から数万円で取引されることもあります。

見分け方のポイント:

ヤスリがけの有無(安政一分銀=ヤスリあり/天保一分銀=ヤスリなし)。

純度の差や刻印のデザイン(裏面の文字や桜模様)。

安政一分銀は日本近世の貨幣制度と国際経済の転換期を象徴する銀貨です。




※当コインは送料無料です

※写真の10円玉は比較用で商品に含まれておりません



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古物商許可証
神奈川県公安委員会 第451910009497
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