■作家・作品詳細
狹川普文(さがわ ふもん)
1951年〜
華厳宗の僧侶。
東大寺別当(第222世・第223世)、
華厳宗管長を務める。
榊莫山に師事
東大寺塔頭北林院住職。
別当再任は、大仏殿昭和大修理を指揮した
清水公照(1975年〜81年)以来。
祖父・明俊、父・宗玄も東大寺別当。
略歴
1951年 奈良県生まれ
1963年 得度
1969年 東大寺学園高等学校卒業
1975年 龍谷大学大学院文学研究科修士課程修了(仏教学専攻)
1975年 四度加行満行
1977年 修二会新入、同年より書家・榊莫山に師事
1985年 より彫刻家・水島石根に師事
2010年 東大寺執事長
2016年 華厳宗管長・東大寺別当に就任(第222世)
2019年 華厳宗管長・東大寺別当に再任(第223世)
★作品タイトル「文殊菩薩」
文殊菩薩
華厳の文殊獅子にのり
とても生き生きとした力強い作品に感じます。
文殊菩薩は優美で繊細な筆致、
対照的に獅子は荒々しく大胆なタッチで描かれており、
智慧と勇猛さという文殊菩薩の両面性が視覚的に伝わってきます。
菩薩の穏やかな表情と、獅子の開いた口から覗く牙、
燃えるような眼差しが、柔と剛の対比を際立たせています。
墨の濃淡が巧みに使い分けられ、特に獅子の鬣(たてがみ)や
筋肉の起伏にグラデーションが効いています。
菩薩の装飾や手にした経巻・蓮華杯の淡彩が、
全体の墨調の中でアクセントになり、画面に軽やかさを与えています。
背景を塗り込まず余白を活かすことで、主題が浮き上がる
日本画らしい呼吸感が感じられます。
「智慧は静けさの中に、勇気は躍動の中に宿る」という
メッセージを感じます。
文殊菩薩 (もんじゅぼさつ)
仏教における智慧を象徴する菩薩。
普賢菩薩とともに釈迦如来の脇侍として祀られることが多いです。
別名、文殊師利菩薩、または文殊妙吉祥菩薩とも呼ばれます。
単独でも信仰の対象とされ、「三人寄れば文殊の知恵」
という言葉にもよく知られています.
一般的に、獅子に乗って右手に剣、左手に経巻を持った姿で
表現されます。
剣は煩悩を断ち切り、経巻は智慧を象徴します。
頭には髻(もとどり)を結い、密教では五髻文殊が知られています.
文殊菩薩の信仰は、単に学問や知識の向上だけでなく、
智慧を使い、正しい判断をしたり、困難を乗り越えたりする力も
求められています。
仏教における重要な菩薩の一尊として、多くの寺院で
信仰されています。
文殊菩薩の像は、単独で祀られるだけでなく、
釈迦三尊(釈迦如来、文殊菩薩、普賢菩薩)として、
また、五台山文殊のように文殊菩薩と眷属(けんぞく)を伴う像など、
様々な形式で表現されています.
文殊菩薩は、仏教の智慧を代表する存在として、
広く信仰されています。
☆本作品は真作を保証致します☆
万が一、真作でない場合は返品、返金を申し受け致します。
その場合、その根拠となる書面を添付頂きます。
存命作家の場合は作家本人より、
物故作家の場合は遺族、所定鑑定人より発行のものと致します。
■サイズ・コンディション、その他
サイズ
作品 33.5cm×41cm
額縁 39.5cm×47cm
コンディション
作品は良好な状態です。
額縁は綺麗な状態です。使用感の少ない良品です。
その他
作品面に作家直筆サイン、印譜、他有り
かぶせ箱有り
見出し掲載欄の「商品の状態」は、作品の評価としますので、
額縁の状態は別途コンディションにて参照下さい。
基本的に額縁は無価値とお考え願います。
尚、額縁や作品の主観による評価の双方の差異はご容赦願います。
☆☆真作と模写の表記☆☆
【真作】
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作者自身、又は著作権者等で作成した
リトグラフ、木版画などの版画作品も対象です。
【模写】
真贋の判断ができない場合、又は作者不詳の作品は
模写と表記致します。
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(複製画、オフセット、ポスター、工芸品など)
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☆☆額装取付け(シートのみの出品分など)、取替え(現状額縁の交換)☆☆
全ての出品作品に於いてご相談致します。
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