出品物


ご覧いただきありがとうございます。今回出品する品物は、写真の刀です。


銃砲刀剣類登録証番号 宮城県 第33136号

種別   刀
長さ   70.7センチ
反り    1.4センチ
目くぎ穴   1個


元幅約3.1センチ 元重約0.7センチ
先幅約2.2センチ


刀身だけの重量約757グラム



在銘 奥州仙台住山城大掾藤原国包
   寛永五年八月日


最上作にして最上大業物の初代仙台国包の御刀です。

伊達政宗公のお抱え鍛冶で、仙台藩工の最上刀匠です。同じ銘の寛永五年八月の御刀は重要文化財
に指定されています。
寛永五年作は、初代国包の中でも最も出来がよく傑作とされています。

こちらの刀は拵えと白鞘付きの御刀です。拵えは高級な鮫皮研ぎ出し鞘に鉄地木瓜型象嵌鍔です。
柄巻きは縁頭と目貫は松の図で高級感のある拵えです。
刀身は、初茎の裏年期付きで鎬造りの直刃紋です。出来は大和伝保昌派の素晴らしい造りで、極上
の柾目肌に直刃紋です。柾目肌がよく積まれ、綺麗な柾目が出ていて、直刃の刃紋も地沸がよく付き
砂流しや地景が見られ、圧巻の出来です。
状態もよく錆や刃こぼれやハギレはありません。宮城県の旧家に所蔵されていた御刀ですので、仙台藩
の地元に古くからあった御刀です。
今回が初公開ですので、是非よろしくお願いします。


最上作にして最上大業物、初代仙台国包の刀、伝統の保昌柾目鍛えです

初代仙台国包は、文禄元年(一五九二年)、奥州宮城郡国分若林(現仙台市)の生まれで、本郷源蔵と
言い、後に吉之允と名乗り、大和保昌五郎の末流と伝えられます。
後に伊達政宗の抱え鍛冶となり、慶長十九年(一六一四年)、二十三歳の頃、主命により上洛して越中
守正俊に学んだと云います。寛永三年(一六二六年)、三十五歳の頃に『山城大掾』を受領、同十三年、
四十五歳の頃、政宗が没すると剃髪し、入道して『仁沢用恵』と号しました。
正保二年(一六四五年)、五十四歳の頃に隠居して家督を嫡子吉右衛門に譲りましたが鍛刀は続け、寛
文四年(一六六四年)、七十三歳で没。国包の名跡は、幕末まで十三代に渡ります。
作風は、一貫して大和保昌伝、新刀以降の柾目鍛えと言えば、仙台国包と言われるぐらい美しい柾目肌
を鍛えます。
焼き刃は直調、湾れ調で刃縁良く沸付き、打ちのけ、ほつれ、砂流し掛かる出来で、帽子は基本焼き詰
めとなります。特に初二代は、刃区から水影立つ手癖もまま見られます。
 銘振りは、『山城大掾藤原国包』、『奥州仙台住山城大掾藤原国包』、『用恵国包』、『仁沢用恵国
包』、『山城大掾藤原用恵国包』などと切り、年紀作は僅少です。








後は写真と画像を見て判断下さい質問はわかる範囲でお答えしますので、入札前にお願いします。


発送はゆうパックの着払いです。

※注意事項※落札しましたら、登録のある教育委員会に名義変更届を出してください。
よろしくお願いします。




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