今回ご紹介するのは、
かつて「太陽の沈まぬ帝国」を築き上げた女王、ヴィクトリアを描いた歴史の一枚です。
ぜひご覧ください。
1837年、18歳の若さでイギリス王位に就いたヴィクトリア女王。
彼女の治世は「ヴィクトリア朝」と呼ばれ、文化・産業・軍事において大英帝国を世界の中心へと導きました。
その広大な版図は、当時世界の陸地の約4分の1に及び、まさに「太陽の沈まぬ帝国」と称される繁栄を象徴しています。
本コインは1877年、ロイヤルミントにより発行された2ndポートレート(第二肖像)の2ndタイプです。
デザインを手掛けたのは、ウィリアム・ワイオンの長男、レナード・チャールズ・ワイオン。
父から受け継いだ技術と芸術性が、この一枚にも息づいています。
本コインはPCGSによりMS64RBの鑑定を受けた準最高鑑定品です。
PCGSの認定ではわずか7枚、上位グレードは1枚のみが確認されています。
現存する中でも、保存状態に優れた希少な一枚といえるでしょう。
ヴィクトリア女王を描いたコインは、コレクターの間で非常に人気が高く、
英国コインの中でも定番中の定番ともいえる存在です。
コレクションを始める方にも、ぜひおすすめしたい一枚です。
歴史を静かに物語るこの一枚を、ぜひ手に取ってみてください。
ちなみに、ヴィクトリア女王が自身の結婚式で身にまとった白いドレスは、
後に上流階級の間で流行し、現代のウェディングドレスの起源とも言われています。