







鉄製の釣灯篭です。釣燈籠は古くは鋳銅製が多く、室町末期から銅板金製のものが多くなるが、鉄製の遺品は少ないと言われています。鋳型に溶かした金属を流し込んで成形する鋳造製とは異なり、本品は鉄の薄板を用いて板金技術によって造られています。 透かし細工で、「奉納 大森久平・水口多一郎」という奉納者名の文字が表されています。朽ち果て、廃棄寸前に運よく残されたもので、珍品です。
【サイズ】
直径36cm(笠の上の飾の紐の出っ張りを含む)、 高さ42cm(釣り下げる吊り輪を含む)
【その他】
家屋の軒先に吊るされ、数百年の風雪に晒されたため、全体に錆びに覆われています。脚も朽ち果てて欠失している部分があり、傾いています。笠の上の飾の紐の1箇所の先の部分が欠失しています。笠の上の飾の紐の1箇所が曲がっています。火袋の格子の飾が朽ち果て欠失している部分があります。
【落札前に必ずお読みください】
・ 本品は古美術ですので経年に伴う汚れの他、写真では捉えきれていない傷や割れや直し等がある場合もございます。その様な個所は出来るだけ現状を伝えるよう に努力はしておりますが、当方での見落としがありうる場合もゼロではございません。この点を理由とした返品は遠慮頂いています事、ご理解の上ご入札くださ い。気になる箇所がある場合は事前の質問をお願いいたします。
・製作年代等の説明書きは、あくまでも当方(骨董収集歴30年以上)の個人的な見解に基づくものであって内容を保証するものではございません。これに基づく返品はお受けいたしかねますので疑問がある場合は入札をお控えいただきますようお願いいたします。
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