珠玉の古名刀【伝 福岡一文字】2尺2寸超

皆焼かかる華麗丁子乱れ!見事な肌物地鉄 刃中働き抜群

大磨上無銘 銀着ハバキ 虎杢白鞘 昭和37年岡山県登録



■コメント■

ご覧いただきありがとうございます。

備前の旧家にて鎌倉期『福岡一文字』として伝来し、
名のある愛刀家様の元で秘蔵された大磨上無銘の刀です。

一文字派は古備前鍛冶に続いて現れた古い流派で、
鎌倉時代初期から南北朝時代にかけて備前長船に隣接する
福岡・吉岡・片山・岩戸などの地にて繁栄しました。

中でも鎌倉初期に興った福岡一文字派は最も古く、
後鳥羽上皇御番鍛冶の一人として著名な則宗を始祖として
助真・吉房・則房など数多くの名工を輩出しています。

「一文字丁子」と呼ばれる華やかな丁子乱れの刃文は
福岡一文字派の刀工に於いて最も顕著に見られる特色であり、
現代に至るまで丁子刃の極致として様々な刀工に写されるなど
刀剣史に於いて同派の与えた影響は計り知れません。

福岡一文字派の重要・特別重要刀剣指定品は300振を軽く超え、
国宝『山鳥毛』をはじめ重要文化財・重要美術品にも多く指定され
美術的にも史料的にも価値が高く愛刀家垂涎の的となっています。


本作は福岡一文字の特徴を顕著に表した珠玉の古名刀です。

刃長2尺2寸超、適度に反りついて中鋒延びごころとなり
磨上げてなお踏ん張りのある姿から元来の豪壮な太刀姿が偲ばれ、
健全な刀身は名家にて大切に伝えられた歴史を物語っています。

錬れた板目肌に杢が交じり総体に力強く肌立って
地沸よくつき細かな地景頻りに入り処々に沸映り立ち、
刃文は丁子を主体に互の目や足長丁子が激しく入り混じり
随所に飛焼かかって皆焼風となる華麗な乱れを見事に焼き上げ
刃中に足・葉よく入り砂流しかかって匂口明るく冴えわたるなど、
福岡一文字の作中でもひときわ華やかな出来口を示した超傑作です。

銀着ハバキや上手の虎杢白鞘が本作の伝来の良さを窺わせ、
古雅にして華美な作域から鑑定審査にも絶大な期待が持てます。


是非とも愛刀家様の手で出世させていただきたい極上の一振、
長きにわたり『福岡一文字』極めで伝来した出来見事な古名刀を
唯一無二の家宝として末永くお手元でお楽しみ下さい。

■詳細■

◇◆ 寸法 ◆◇

刃長:66.8cm 元幅:2.96cm 先幅:2.14cm

元重:0.70cm 先重:0.52cm 反り:1.3cm 目釘孔:2個

刀身重量:688g

(素人採寸につき多少の誤差がある場合がございます)


◇◆ 状態 ◆◇

・刃切れ等の大きな欠点は見当たりません。
・多少のヒケや鍛え等はご容赦下さい。
・古物にご理解をいただき神経質な方は入札をご遠慮下さい。
・各所、画像にてご判断いただき不明な点はご質問下さい。

■お支払方法■

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・ご決済を確認後、商品を発送いたします。

■発送方法■

◇◆ 発送方法 ◆◇

・基本的に 送料元払 で発送いたします。


◇◆ 送料 ◆◇

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・品物によっては同梱発送も可能です。

■その他■

・気になる点はお気軽にご質問下さい。
・画像の刀掛けは付属しません。
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・スムーズで気持ちの良いお取引にご協力をお願いいたします。

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