本間順治先生の薫山鞘書きの有る来国光です。無銘では有りますが大名登録品で切付銘で八幡大菩薩と朱銘で来次郎国光と来国光の別称または通称で太刀表に書かれており裏には○○○宗殿拝領と鈴木?鈴本?と有ります。宗殿拝領を調べて見た所、宗殿とは鎌倉時代に栄えた北条氏の嫡流である得宗家を指し得宗家は宗家である為その当主が住む邸宅や当主自身も宗殿と称されていたそうです、となるとその北条氏の嫡流である得宗家の当主より拝領された太刀が南部家に伝わった刀なのかも知れません。初期の岩手県の大名登録、南部家は鎌倉時代から東北地方の小国、奥州糠部郡(おうしゅうぬかのぶぐん、現在の青森県東部と岩手県北部)に居を構え戦国時代から江戸時代の動乱期にかけて勢力を拡大していたとの事なので時代や地域等、鞘書きや岩手県大名登録通りに辻褄が合っている様に思います。まだまだ調べて見ても面白いかも知れません!中茎の長さも有り刃長も約70㎝有ります!大擦り上げであり製作当時は長寸の太刀だったのでしょう!写真に写りにくいですが、鎌倉時代古刀としたら醜い鍛え傷等も特に無く地鉄も古刀らしく刃縁には小沸が付き古風です。戦国時代の乱世の時に必勝祈願を願い八幡大菩薩と切付け実戦に佩刀して行ったのかも知れませんね。当方あまり詳しく無いので真贋は分かりませんが、写真を見て興味ある方ノークレームノーリターンで宜しくお願いいたします。発送はゆうパックの着払いを予定しています。
(2025年 10月 23日 14時 07分 追加)
他にも銀貨や左文字の初代大左の短刀など色々出品していますのでそちらも宜しくお願い致します。