【月岡芳年 東京開化狂画名所 14枚28図】
月岡芳年による浮世絵です。 14枚、28図、開花名所絵に河童、狐、地蔵お化け、大蛸のような 時代とともに消えていく妖怪を登場させる図が目立ちます。 紙の周辺部に傷みが多くあります 絵師 月岡芳年 寸法 大判 1枚のサイズ 縦35.5cm~36cm 横幅23.5cm~24.5cm 状態 汚れ カビ うすみ 端に破れ欠け 折れジワ 穴 制作年 明治14年 日本橋魚市場 大蛸の乱暴/神田明神 写真術の勉強 当時はシャッターを開ける時間が長いので、その間に動いて心霊写真のように複数の顔を取っているものかと思われます 亀戸天満宮 権妻反橋より落る/本所吉田町 夜たかのどんたく 権妻(ゴンサイ)とは妾のこと どんたくとは一と六の日の休日 ただし明治九年から日曜日が制定されているので単に休日を意味する言葉と思われます あまり描かれない遊女の日常を題材として赤裸々な描写がなされています 聖堂坂 鳶松魚を浚ふ(トビ カツオをサラふ)/湯島天滿宮 巫女の大酔 芝神明社内 矢場女の羅生門/浅草観音年の市 旧弊の仁王 矢場女とは楊弓場での遊女のことでありヤバイの語源といわれています 後ろからつかみかかる構図は羅生門の鬼と渡辺綱の対決時のポーズです 旧弊とは開化の対義語として当時使われていたものです 東両国回向院相撲狂人/柳原生臭坊主の臆病 両国相撲発祥の地 ご祝儀に他人の服まではいで投げたという記録が残っています 洲崎汐干 大赤貝ゆびを挟む/鉄砲洲船饅 舟玉の開扉 舟饅頭とはは船上娼婦のことであり女性器の隠語である舟玉をかけて、遊女が転んだ図の題名としています 赤貝もそういった表現かもしれません 兩國川開 藝者花火に夢中となる/内藤新宿 生酔の開店(ナマエイのミセビラキ) 芸者が花火に夢中になっている傍で男性陣が芸者の股の方に夢中になっている図です 浅茅が原 化地蔵近眼の親父をおどす/新吉原 新吉原娼妓の股庫へ神楽舞込 視力の衰えた人にお化けの脅かしが空振りしている図です 根津局見世 娼妓南京人を引く/千駄木團子坂 丸き人物集会 道灌山 土器の過誤(カワラケのアヤマチ)/王子稲荷 女異人の時参り 厄払いに土器を投げる風習がありました 外人女性が丑の刻参りをしている図です 芝愛宕山 茶屋女遠眼鏡を見る/霞ヶ関 人力車上手 遠眼鏡を見る女性の後ろに筒で悪戯をする男性が描かれています 墨堤三囲社 野狐の愉快/招魂社 馬のりの名人 狐が女性に化けて男性に悪戯をしている図です 千束酉の町 大きな唐の芋頭をかつぐ/日暮里布袋 世界第一三腹對 この芋は八頭といい、古来より頭の芋とも呼ばれ、 人の頭に立つように出世できるといわれ、さらに一つの芋からたくさんの芽が出ることから「子宝に恵まれる」という縁起物です 布袋の福と豊満な腹をかけたものです 柳橋 書画會画工の狼藉/深川木場 川童臭気に辟易 河童が尻子玉に手を伸ばしたところに放屁で反撃された図です |
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