①チャイコフスキー:弦楽セレナード ハ長調 Op.48
②モーツァルト:ディヴェルティメント ニ長調 K.136
③モーツァルト:セレナード第13番ト長調 K.525
『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』
指揮:小澤征爾
サイトウ・キネン・オーケストラ
録音:1992年9月
弦楽合奏の醍醐味を堪能する1枚。豊麗な響きとロマンティックな旋律が魅力のチャイコフスキーの弦楽セレナード(一時期CMで頻繁に流れていました)と、優美で明朗・快活なモーツァルトの珠玉の名品2つを、日本が世界に誇る小澤征爾&サイトウ・キネン・オーケストラの強力な弦楽セクションが、精緻かつ豊潤に奏でます。
サイトウ・キネン・オーケストラと小澤征爾さんの原点とも言えるアルバム。無色透明で瑞々しい美しい弦の響きで深く良く歌い、後に世界的評価を受ける事となるのも当然と思わせる名演です。特に、チャイコフスキーの弦楽セレナードの冒頭の分厚い響きには、始まって数秒で魅了されてしまいます。選曲もなじみ深い有名曲ばかりであり、これからクラシックを聴こうという方にも自信をもってオススメできる逸品です。
モーツァルトのディベルティメント K.136は、分厚い音色で異色の出来。サイトウ・キネンのメンバー自体がタレントぞろいなので、アンサンブルを揃えるのはそうとうな工夫があったと思います。小澤さんの力量でしょうか。
小澤さんの復活、サイトウ・キネンでの演目がコレだったので(チャイコフスキー)、いま旬の一枚になりました。本家ヨーロッパの楽団よりもストレートで、スコアだけ見て後は伝統にとらわれすぎず現代に即して演奏しているように感じます。アメリカのオケにもよくある傾向で「やればできる的」エネルギーが体現されている。そういう意味では、ドゥ・ダメルも小澤さん的な次世代かもしれないです。
まるでライブを彷彿とさせる緊張感あふれる演奏。各曲、各楽章終演の余韻が伝わり、指揮者や演奏家の熱演ぶりが目に見えるようです。音質は、瑞々しく重厚なのもの。サイトウ・キネンオーケストラの熱演に浸りながら弦楽の世界を堪能できる名演奏です。
国内盤、帯無し、盤面傷無し 13
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