「密漁の海で : 正史に残らない北方領土|新訂増補版」 本田 良一 定価: ¥ 2800 A #本田良一 #本田_良一 #本 #日本文学/評論・随筆 A9800 漁業関係者、愛国者、国賊など様々な脇役は「密漁の海」を舞台に悲喜こもごもの物語を演じてきた。北方領土問題の歴史と迷走する政治状況も解説・解読。 メドベージェフ・ロシア大統領の国後島訪問、着々と進められるインフラ整備――と、ロシアの実効支配がますます現実味を帯びてきた北方領土。ソ連崩壊後のクラスノヤルスク合意、川奈提案などにもかかわらず、四島一括返還派と二島先行返還派の対立、鈴木宗男・佐藤優の逮捕など迷走するばかりの日本政府。領土問題解決と日ロの平和条約締結のメドすら立たない中、「国境の海」では依然として漁民の苦悩と密漁は続く。豊かな海を舞台に"演じられた"悲喜こもごもの物語を数十年間取材してきたジャーナリストの実録ルポ。