世界の構造、価値観が根底からゆらいでいる現在において、 いまなお「建築的価値」を語ることは可能か……? こうした重いテーマを引き受けた建築家・岸和郎氏は、 混沌とした世界にあって唯一信じられる「自分の肉体が感じたこと」を手がかりに あえて“私的"な観点から、歴史、都市、自然、そして建築を語ります。 さらに、そうした世界の私的な読み解きが、自身の建築設計にどう反映されたのか、 赤裸々なまでに明らかにされます。 一般論ではない、岸氏の肉体化した言葉からあぶりだされる「建築」とは……? 建築に関わりをもち続けることの喜び、そして悦楽を教えてくれる一冊です。京都大学での講義録です。 出版社 ‏ : ‎ TOTO出版 (2012/9/24) 発売日 ‏ : ‎ 2012/9/24 言語 ‏ : ‎ 日本語 単行本 ‏ : ‎ 336ページ ISBN-10 ‏ : ‎ 4887063296 ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4887063297 寸法 ‏ : ‎ 13 x 2 x 19 cm