「日本の「自画像」1945-1964
(Japan : A Self Portrait - Photographs 1945-1964)」
マーク・フューステル 編
アラン・サヤグ 序文
竹内啓一 / 平木収 解説
2004年
岩波書店
【絶版】
◆◆内容◆◆
戦後日本の写真界を代表する11作家(石元泰博、川田喜久治、木村伊兵衛、田沼武能、東松照明、土門拳、長野重一、奈良原一高、濱谷浩、林忠彦、細江英公)による、戦後の激変に向かい撮影されたドキュメント写真を紹介
本書に登場する日本人写真家たちは、知られざるアンリ・カルティエ=ブレッソンであり、ブラッサイであり、ドアノーである。
1945年の原爆投下から1964年の東京オリンピックまで、急速に発展する日本で写真は花開いた。戦争の悲惨さを捉えたドキュメンタリー写真は、人間の生きる力と連帯感に焦点を当てるようになった。1950年代半ばまでに、日本は伝統と近代化の岐路に立たされ、その矛盾は当時の最も才能ある写真家たちによって不滅のものとなった。
美的価値と内容を考慮して選ばれた150点の写真には、日本の著名な専門家によるエッセイが添えられており、歴史的、社会的、写真的視点が網羅されている。3つの章では、この社会的変容のさまざまな時代と、社会的リアリズムから主観的でますます個人的なスタイルへと進化する日本の写真を反映している。
各写真家の代表的な写真から構成
石元泰博「街 - 東京」シリーズ、濱谷浩「裏日本」、奈良原一高「王国」「人間の土地」「軍艦島」、川田喜久治「地図」ほか
【目次】
序「モチーフの叫び」を聞け
アラン・サヤグ
日本語版に寄せて
平木 収 日本人にとっての戦後
竹内啓一 戦後日本の写真を読む
平木 収
写真図版
敗戦の余波 伝統と近代のはざまで 新しい日本へ
写真家紹介
◆◆仕様◆
日本写真史 ドキュメント 郷土史
写真集 作品集
ハードカバー
31 × 27 cm
215ページ
◆◆状態◆◆
表紙カバーに経年による薄スレ・ヤケ
ページ端に薄ヤケが少し
#本 #東松照明 #奈良原一高 #濱谷浩 #石元泰博