「無神経の達人」 千原せいじ 定価990円 #千原せいじ #本 #日本文学/評論・随筆 マサイ族をも虜にする「コミュ力おばけ」の社交術 そもそも「コミュニケーション下手」といわれる日本人。 コロナ禍でその傾向はいっそう強まり、「人と会うことは暴力的」との論調さえ生まれている。 だが、世の中を見渡せば問題が山積み。 国内外を問わず今まで以上に人との関わりが重要になり、よりはっきりと自身の意思を伝えなければならない場面が増えることは必須である。 「言わずもがな」「以心伝心」「ツーカー」「腹の探り合い」「あ、うん」 そんな従来の日本的なコミュニケーションはとっくにオワコン。 日本人には「無神経さ」が足りないし、コミュニケーションはもっと「雑」でいいのである! 「マサイ族とも打ち解ける男」「コミュ力モンスター」として知られる千原せいじが、日本人離れしたコミュニケーションの極意を語る。 「がさつ」「無神経」「デリカシーがない」 僕を表する言葉は、弟・千原ジュニアの「残念な兄」が一番手だったと思いますが、今やすっかり「無神経キャラ」が定着してるみたいです。 たしかに僕は、思ったことは思ったとおりに口に出すし、見たものは見たまんま表現する。 僕からしたら、それは当たり前で、「何が変わってるん?」と思うけれども、どうも世間の常識では違うらしい。 さらに、ちょっと世の中を見渡してみれば、なんだか、みんな生きづらくて苦しそうに見える。 そう思って振り返ってみると、僕には、人間関係の悩みがありません。「人の悩みの大半は、人間関係に起因する」なんて言われているなかで、けっこうすごいことだし、かなりトクな人生を歩んでるんじゃないかとも思います。 人と接することに難しさを感じてる人が多いんだとしたら、無神経といわれる僕のコミュニケーションのとり方が、何かのヒントになるかもしれません。 目次 第1章 世界を虜にする「無神経さ」 第2章 心得①「自分、大したヤツちゃうで?」と認識する 第3章 心得②とにかく「普通」でいい 第4章 心得③とりあえず乗っかれ! 第5章 心得④ネット情報は二の次三の次 第6章 心得⑤ケンカ上等! 人は違って当たり前 第7章 心得⑥切るべき人間を見極める 第8章 心得⑦無神経にも「流儀」がある 第9章 日本人のコミュニケーション、僕は、こうしたらいいと思う