慶応三年十一月十五日、ついに運命の日が訪れた。三重の刺客を放たれた龍馬は、まさに絶体絶命の危機に陥る。しかし、その龍馬を救ったのは、意外にも宿敵であるはずの、一人の男だった。死地から生還した龍馬が、動き始める。生涯、明日を信じて夢を追い続けた男が、幕末を変える。その行く手を阻もうとする闇の追手を蹴散らしながら、今、新生日本、龍馬維新が大きなうねりと共に脈動する。