
刀に生きる―刀工・宮入小左衛門行平と現代の刀職たち 塩野 米松【著】 2016 KADOKAWA
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●2016年版。発売時定価~1,800+税円
●聞き書きの名手が描き出す、いま日本刀に生きる職人たちの姿。高倉健が愛した刀工・宮入小左衛門行平。左利きというハンデを克服し、人間国宝の父の跡を継いで刀工として生きる彼と、第一線の刀職者たちへの10年以上に及ぶ取材から、現代の刀作りにおける「美」「哲学」「技」を描く。
日本刀剣界の第一人者が集った、日本刀の魅力が詰まった一冊。
刀工・宮入小左衛門行平
「道具ってのは、ある一定の決まりがあるんですよ。弓にしろ長刀にしろ決まりがあるんです。形式ということです。崩してはいけない形の中に美があると思います」
研ぎ師・本阿弥光洲(人間国宝)
「研ぎ師の使命は、作者が打った刀をいかによく表現していけるかっていうことです。どこまでも刀があっての研ぎです。そのために技量を磨くんです」
鞘師・高山一之
「こういう仕事は、失敗っていうのは絶対にないという思いでないとやれません。何かでぶつけても人間のやることだからっていうような甘い感覚だったら、もう無理なんです」
塗師・川之辺朝章
「きちんと塗れてるか、丸さ、厚さ、平らさ加減は手の感覚でわかります。長年やってますからね。人間の指先は本来すばらしい感覚をもってます」
白銀師・宮島宏
「後継者がいないと、後が難しいですよね。刀が存在する限り、ハバキなしっていうわけにはいきませんから。日本の伝統だけに、難しい問題です」
柄巻師・岡部久男
「一回結んじゃったら、これで100年は保ちます。糸が切れないかぎり締め直しってことはないんです。柄はほんとうによく考えられてますよ」
まえがき
第一部 刀工 宮入小左衛門行平
第一章 生い立ち
第二章 修業時代
第三章 刀とは
第四章 刀を作る
第五章 高倉健さんと刀工
第二部 現代の刀職
第一章 研ぎ師 本阿弥光洲
第二章 鞘師 高山一之
第三章 塗師 川之辺朝章
第四章 白銀師 宮島宏
第五章 柄巻師 岡部久男
あとがき。塩野米松[シオノヨネマツ]
作家。1947年生まれ。秋田県出身。東京理科大学理学部応用化学科卒業。聞き書きの名手として、失われゆく伝統文化・技術の記録に精力的に取り組んでいる。文芸作家としても4度芥川賞候補となる。絵本の創作も行い『なつのいけ』(ひかりのくに)で第8回日本絵本賞大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)B6ハードカバー245ページ
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