奥村喜太郎 作
作柄から久保佐四郎門下ではないかと想像されますが、詳細は存じません。

戦前の嵯峨人形で、伝統に則った手法で一品一品手作りされています。
よい状態の奥村の人形は、ほとんど出てきません。

木彫 ごふん塗り 彩色
髪には漆のような艶があります。

着物に金いろで葉柄が手描きされており、小さなお人形なのに乱れ髪の毛筋まで繊細に筆がきされています。

鼻と頬に黒い汚れのようなものがあります。

木台についていますが接着ではない方法のようです。台は木製、金箔ちらし。

およそ 11 cm