【 シラーをブレンドした幻のパルメ 】
生産本数が極めて少なく、
その稀少性ゆえに
滅多にお目にかかれない
幻の銘品を出品します。
女王のシャトー・マルゴーとも違った輝きを放ち、常に飲み手を魅了して止まない
「シャトー・パルメ」。
独特の香り高いブーケ、複雑で妖艶なアロマ、そして滑らかなテクスチュア。
マルゴーらしい香り高さや華やかさの中に、ポムロルのような豊かさや肉付きのよさを纏っています。
マルゴーのアペラシオンの中でライバルとなりうるのは、もはやシャトー・マルゴーだけ。
マルゴーのイッサン村の中、ジロンド川の河口を見下ろす砂利質の土壌に、シャトー・パルメが所有する伝説的な66haの畑があります。
今回出品のヒストリカル19th センチュリー・ブレンドは、そのパルメが
19世紀当時の醸造スタイルを今に再現させた
チャレンジ精神溢れる「幻」の1本。
19世紀当時、シャトー・ラフィットなどのトップ・シャトーは
「エルミタージュ」=シラーを極少量ブレンドすることにより、
カベルネの力強さとシラーの華やかなスパイシーさを融合させ独自性の高いワインを造ったと言われています。
現代のボルドーの原産地制度では、シラーをブレンドすることで
「ヴァン・ド・ターブル」=テーブルワインの扱いとなってしまい、
ヴィンテージすら表記が許されないのですが、
このヒストリカル19th センチュリー・ブレンドの個性的なラベルをよくご覧頂くと暗号のごとく2014の文字が・・・。
ちなみに
シャトー・パルメ2014は、
デキャンター 97点
ジェームス・サックリング 95点
ワイン・アドヴォケイト 94点
ヴィノス 93点
ととんでもなく高い評価を獲得した年です。
遊び心と野心が宿ったこの興味深い試みのLOTは、
そんな些末な法の縛りを飛び越えた
『歴史を体感する作品』
として、現代に甦りました。
ワイルドベリー、なめし革、丁子など野性味を感じる多層的な香り。
今入手しないと
この先いつお目にかかれるか分かりません。
ボルドーの奥深い歴史をぜひこの1本から感じてください。