







【詳細】
初版帯付 森博嗣 トーマの心臓 原作萩尾望都 Lost heart for Thoma メディアファクトリー
萩尾望都の名作コミックを森博嗣が小説化!
『トーマの心臓』の美しさの本質を再現したかった(森 博嗣)
読み終わるのが惜しくなるような、澄んだ美しい物語でした(萩尾望都)
ユーリに手紙を残して死んだトーマという美しい下級生。ユーリを慕っていたという彼は、なぜ死を選んだのか。良家の子息が通う、この学校の校長のもとに預けられたオスカーは、同室のユーリにずいぶんと助けられて学生生活を送ってきた。最近不安定なユーリの心に、トーマの死がまた暗い影を落とすのではないか。そんな憂慮をするオスカーの前に現われた転校生エーリク。驚くことに彼はトーマそっくりだったのだ――。
愛と孤独、生と死に苦悩する若者の内面を、森博嗣的世界観で描いた傑作。
森博嗣
1957年愛知県生まれ。工学博士。1996年『すべてがFになる』(講談社文庫)で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。
怜悧で知的な作風で人気を博する。犀川創平と西之園萌絵の「S&Mシリーズ」瀬在丸紅子の「Vシリーズ」ほか「Xシリーズ」「Gシリーズ」(すべて講談社文庫)などシリーズ作品多数。講談社タイガ収録の「Wシリーズ」「WWシリーズ」で描かれる未来は、予言的でもある。エッセィや新書なども数多く執筆。
萩尾望都
1949年、福岡県生まれ。マンガ家。72年より「別冊少女コミック」で連載を始めた『ポーの一族』が人気に。同時期の『トーマの心臓』ともども代表作となる。少女マンガにおけるSF作品の先駆者としてもその功績は大きく、75年に描かれた『11人いる!』は、『ポーの一族』とともに第二一回小学館漫画賞を受賞。06年には『バルバラ異界』で第二七回日本SF大賞も受賞
【状態】
経年劣化により傷み、焼け、カバーにスレは御座いますが、全体的には概ね良好です。