【詳細】
初版 椎根和 平凡パンチの三島由紀夫 新潮文庫

平成21年10月1日初版 新潮社発行

1968年、超人気週刊誌の編集者として、ぼくは、スーパースター三島由紀夫と出会った。番記者で唯一剣道の弟子となり、共にハンバーグを食べ、編集部で音楽を聴き、結婚式でスピーチをもらう―割腹自決までの三年間、新宿騒乱に同行し、「楯の会」の秘事を間近で見つめるなど濃密な関係を築いた著者が、文豪の知られざる素顔に迫った。従来の三島像を覆す、傑作ノンフィクション。

目次
第1章 “キムタク”なみのアイドルだった第2章 ねじれにねじれ拡散した信条第3章 スーパースター第一号誕生!第4章 頭脳に“ものが入ってきた”第5章 “ひどいから、いい”感覚第6章 “イメージ”が、新しい哲学になった第7章 “集合的無意識”世界への旅第8章 ゲバラとアリと三島のダンス第9章 気づかれなかった本当の遺書第10章 白い錬金術師の家

椎根和
1942(昭和17)年2月9日福島県生まれ。早稲田大学卒業。「婦人生活」「平凡パンチ」「anan」編集部勤務、「週刊平凡」「popeye」編集長、「日刊ゲンダイ」「Hanako」「Olive」「COMICアレ!」「relax」などの創刊編集長として編集畑を一貫して歩く

三島由紀夫
日本の小説家、劇作家、随筆家、評論家、政治活動家。本名は平岡 公威。 戦後の日本の文学界を代表する作家の一人であると同時に、ノーベル文学賞候補になるなど、日本語の枠を超え、日本国外においても広く認められた作家である。

【状態】
経年劣化により若干の焼け、カバーにスレ、傷は御座いますが、全体的には概ね良好です。
※冒頭頁から100頁程度まで天付近にヨレジワが御座います。