正弦波出力 -10dBm出力 10.000MHz周波数基準OCXO完成品モジュール IC-9700他ICOM対応
商品説明恒温槽により水晶発振器の温度を一定に保ち、周囲の温度変化に対して周波数の変化を最も少なくするようにした水晶発振器を用いた周波数基準ユニット基板をアルミケースに収めた完成品です。

アイコムの無線機(IC-9700, IC-7610, IC-7700)のREF IN 10MHzの仕様に合わせ、10MHz、-10dBm、50Ω、正弦波の出力にしています。

本ユニットはGPSの基準信号を利用し、本モジュールの出力周波数を調整したものを出品しています。

校正方法は、OCXOユニット電源投入30分後に、GPSユニットからの基準信号(100kHz)に対して、本ユニット出力信号(10MHz)の時間位相変化を抑えるように調整しています。

調整方法としましては、GPS基準信号に対して、本ユニットの信号位相が100秒間に20nec以下になるように調整しています。20nsecの変動はほとんどGPSシステムのジッタのせいであありますが。

20nsecの変動が100secの間ににあった場合の誤差は、20nsec/100sec=2E(-10)となり、10MHzの発振器としては、0.002Hzの誤差になります。
これはあくまで出品時の値であり、OCXOの経年変化、使用回路コンポーネントの経年変化でこれを保証できるものではありません。

無線機の基準信号として使用する場合は、周波数確度よりも周波数安定度が重要になると思います。FT8等の運用には必須のアイテムとなります。

本品はOCXOは中古の基板取外し品を使用しています。
ただし動作確認をしたうえで、モジュールト動作時にも再確認しています。

モジュールサイズは71 x 100 x 25mm(突起物含まず)です。

電源入力電圧は8-12Vです。電源投入時に恒温槽温度安定のため大電流(<600mA)が流れます。モジュール搭載のシリーズレギュレーターの損失電力低減のため、8-9Vの電源を推奨いたします。


使用OCXOの概略スペックです

メーカー : CTI 五十四研究所
型式 : OSC5A2B02

主要諸元
 発振周波数:10.000MHz
 初期周波数確度 : ≦±200ppb Vref=+2.0V, @+25℃ 電源投入15分後
 電源電圧 : +5.0V±5%
 動作電流 : ≦600mA 初期電流 ≦250mA 安定状態
 出力波形 : HCMOS
 出力負荷 : 15pF
 出力レベル : VOH:≧4.5V VOL:≦0.5V
 rise/fall time : ≦6nS
 制御電圧範囲 : 2.0±2.0V

200ppbというのは200x10E(-9)の誤差で、10MHzに対して2Hzの誤差です。
発振周波数は電圧制御端子Vc(2.0±2V)を制御することで調整できます。

本モジュールを動作させるためのAC/DCアダプターとICOM機器と接続するSMAケーブルを付属します。
 
・AC/DCアダプター : 9V/0.65A出力
・SMAケーブル : 両端SMAオス RG-316 1m長
 


 

 
注意事項本商品は当方の手作り加工品につき、筐体加工時における細かな傷がある場合があります。
 
採用しているOCXOは基板取外しの再利用品です。OCXO自体にキズ、へこみがある場合がありますが動作について問題が無いことを確認しておりますことをご了承お願いいたします。 
 
こちらの商品案内は 「■@即売くん5.53■」 で作成されました。


この他にも出品しておりますので宜しければご覧ください。