

「祈り」と「記録」の中間に位置する、森田童子が残した唯一のライブ・アルバム。
静寂と残響の中で声とギターだけが浮かび上がる、空間そのものが共演者である録音作品。
“録音メディアによる静寂の芸術”としてのライブ盤。
録音・空間・歌唱のすべてが“消えてゆくこと”を前提に構成されており、コンサートでありながら記念碑ではなく、風景のように耳を通り過ぎていく一枚。
1970年代の終わりを記録する媒体として、また「語らないこと」の文化的意義を問う素材として、森田童子の作品群の中でも特異で貴重な録音物。
メディア:NM(使用感ほぼなし)
ジャケット:EX(経年に伴う軽微なスレ汚れ。全体良好)
付属品:帯、インサート付属
中古盤の特性上、微細なスレや経年変化にご理解ある方のみご入札ください。完璧な状態をお求めの方はご遠慮ください。重大な破損を除き、ノークレーム・ノーリターンにてお願いいたします。