2枚のCDに収められた14曲は全て素晴らしい。ドナ・リーをチューバで吹くなんて初めて聴いたなあ。ジャコとシールマンのソフィスティケ
ーテッドレディでは今更ながらのジャコの凄さがわかります。素晴らしいデュエット。シールマンは当時で60歳位かな?このアルバムでも7
曲参加してます。オコンコレイ・トロンパ、15分の曲の最初9分ほどドンアライアスのコンガソロが続きます。この人、色んなセッションやス
トーンアライアンスのドラムの人という感じであまりインパクトを感じてなかったんですが、このソロはいいです。35年前の録音で初めて思い
ました。コンガソロのあとにフレンチホルンのソロがジャコのハーモニックスを効かせたベースリフに乗せて吹かれます。ライナーにはジョン
クラークと書かれていますが、ジャコのデビューアルバムでのソロはピーターゴードン。二人ともこのライブに参加してるんですが・・・。ベース
&ドラムインプロヴィゼーションでジャコがジミヘンドリックスのパープルヘイズを挟み込みますが、ライナーではフォクシーレディって書い
てある・・・。私にとってはその後、色んなテクニックを持ったアーティストが出てきたけれど、ジミヘンドリックスとジャコは唯一無二、別格
です。ウェザーリポート脱退後のジャコ、なんでビッグバンド?って思いましたが、コード楽器を入れない、チューバやホルンも含めた木管、
金管のセット、さらにスティールパンを入れてのビッグサウンド。シールマンのハーモニカが大好きだったんでしょうね。もしジャコが今いた
らどんな音楽を、どう表現してるんだろう?35年か、ジャコはじめ、シールマンもドンアライアスももういないんだ


DISC 1 


1  Invitation


2  Soul Intro/The Chicken


3  Donna Lee


4 Three Views of a Secret


5  Liberty City


6  Sophisticated Lady


7  Bluesette



DISC 1



1  I Shot the Sheriff


2  Okonkol y Trompa


3  Reza/Giant Steps (Medley)


4  Mr. Fonebone