★商品説明★ 船戸与一著 「蝶舞う館」 講談社文庫

      2008年 10月 文庫初版
      定価    914円+税  685頁

★著者略歴★  1944年、山口県生まれ。早大法学部卒業。出版社勤務を経て、ルポライターに。1975年別名義で「硬派と宿命」発表。1979年「非合法員」で本格デビュー。以後海外を舞台にした冒険小説で活躍。1985年「山猫の夏」で吉川英治文学新人賞と日本冒険小説協会大賞。1989年「伝説なき地」で日本推理作家協会賞。2000年「虹の谷の五月」で第123回直木賞を受賞。「虹の谷の五月」フィリピン、「夢は荒れ地を」カンボジア、「降臨の群れ」インドネシア、「河畔に標なく」ミャンマー、「蝶の舞う館」ベトナム、の東南アジア5部作など。

★作品内容★  ベトナム戦争は過去の物となり、解放30周年を記録するために日本の制作会社がベトナムにやってくる。引き立て役として、もう俊は過ぎて落ち目だが、元アメリカ兵と沖縄女性の間に生まれた女性タレントが選ばれるのだが、その女性が誘拐される。ベトナムでは多数派を占めるキン族と少数派の争いが中部高地で起こってる。拉致はその少数派によって行われたものだが、高額ではない身代金の要求と日本人の元戦場カメラマンを派遣することが要求されるのだ。その少数派のリーダーは日本人らしいのだが、彼の目的とは何か。公安当局と抑圧されている民族との戦い。
 ベトナム戦争終結30年といえば、2000年代初めの設定なのだろうが、その当時でもそんなことが起こりえた状況なのだろう。もちろん小説だから実際に起こったことではないだろうが、それから20年近くたった現在でも、東南アジアでは少数民族の迫害や、軍事政権と民主派の争うが続いていることを見れば、これが全くの絵空事とも思えなくなる。

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