ヘキサロック1個の性能
アンモニウムイオン吸着量=234.6mg/1個(山﨑研究所調べ)
(試験条件:水中に充分なアンモニウムイオンとエアレーションによる水流あり)
使用量目安(対応する魚の飼育数)
メダカなら20匹、金魚(約6cm)なら8匹にヘキサロック1個が目安
(※アンモニア濃度や水流の有無で効果は変わるため、下記理論値に余裕を持たせた設定)
- 魚のアンモニア排泄量・・・魚体重1gあたり約0.25mg/日
- ヘキサロック吸着量/日・・・7.82mg/日(234.6mg/30日)、体重約30gの魚分
- 対応する魚の数目安・・・メダカ(約0.75g)なら約40匹、6cmのコアカ(約2g)なら約15匹が30日間で排泄するアンモニアを処理できる計算
メダカ、金魚、熱帯魚の水槽や鉢に

ベタ+アカヒレの無濾過水槽
メダカ鉢、ベタ、エビ、金魚、熱帯魚水槽など様々な用途に。
魚が排泄するアンモニアを吸収・吸着し、低濃度に保ちます。
内部に水分と肥料分(アンモニア、カリウム、リン)を保持できるため陸上植物との相性も良く、アクアリウムだけではなくパルダリウムのレイアウトにもおすすめです。
アンモニア連続吸収のメカニズム
モルデナイトには、立体的に連続した格子状の孔が開いていますが、ナノ単位に小さいため有効な孔は石の表層付近のみとなります。ゆえに石のサイズは細かいほど効率がよく、ヘキサロックは原石を0.5mm前後の細粒に粉砕して有効面積を広く確保しました。また、天然石の性質上高温で加工すると結晶構造が崩れて能力が低下しますので、ヘキサロックは熱を全くかけずに、砂粒同士を点でつなぐように特殊な樹脂で固めていますので、石の内部まで水が通り全ての細粒が有効に機能します。
※結晶のイメージ図
の箇所に

イオンが引き寄せられる
モルデナイトはケイ素(Si)と酸素(O)の骨格にアルミ(Al)を一部含む結晶構造を持っています。
(O)は電子を2つ受け取ると安定する元素で、(Si)は外側に4つ電子を持ちますが、(Al)は3つしか持たないため、隣接した(O)がマイナスの電荷を帯び、様々なプラスイオンを可逆的に吸着します。
原石の状態ではNa+,Ca2+,Mg2+などのミネラルを保持していますが、+イオンの吸着のされやすさには順位があり、アンモニウムイオンは上位のため容易に他のイオンと入れ替わり、吸着されます。
《プラスイオンの吸着順位》・・・
Cs+(セシウム)>>K+>NH4+>>>Na+>Ca2+>>>Mg2+
使用開始からしばらくするとヘキサロック表面にはコケ類や硝化菌が自然発生し、吸着したアンモニアを石の中から取り込み消費しますので、再び同じ場所にアンモニウムイオンを吸着できるようになります。
モルデナイト結晶のサイズ
結晶の格子サイズは約1ナノメートルの細孔で(アンモニア分子は0.26ナノメートル)、0.5mm角の細粒1粒の表面には単純計算で1.5兆個の孔が開いていることになります。
硝化菌の大きさは約1マイクロメートル(1000ナノメートル)であり、格子の中に入れるような大きさではなく、ヘキサロックの表層や内部で原石の粒表面に定着して吸収されたアンモニアを取り込みます。
硫化水素の無害化
嫌気層で発生する猛毒の硫化水素イオンHS−はヘキサロックが保持している+イオンに引き寄せられて石の中に入ります。その後、好気性菌が無害な硫酸イオンに戻します。