







【詳細】
初版帯付 ハヤカワSFコンテスト大賞受賞 樋口恭介 構造素子 早川書房刊
2017年11月25日初版 早川書房発行 帯付 新刊案内完備
【第5回ハヤカワSFコンテスト大賞受賞作】
エドガー・ロパティンの父ダニエルは、H・G・ウェルズやジュール・ヴェルヌに私淑する売れないSF作家だった。彼の死後、母ラブレスから渡された未完の草稿のタイトルは、『エドガー曰く、世界は』。その物語内で、人工意識の研究者だったダニエルとラブレスは、子をもうけることなく、代わりにオートリックス・ポイント・システムと呼ばれる人工意識、エドガー001を構築した。自己増殖するエドガー001は新たな物語を生み出し、草稿を読み進めるエドガーもまた、父ダニエルとの思い出をそこに重ね書きしていく――。SF作家になりきれなかった男の未完の草稿にして、現代SF100年の類い稀なる総括。
樋口恭介
1989年生まれ。岐阜県出身、愛知県在住。早稲田大学文学部卒、現在会社員。『構造素子』で第5回ハヤカワSFコンテスト大賞を受賞してデビュー。
【状態】
経年劣化により多少の焼け、カバーにスレ、フチヨレ、傷は御座いますが、概ね良好です。