★商品説明★ 若竹七海著 「殺人鬼がもう一人」 光文社文庫

      2022年 4月 文庫初版
      定価    700円+税  359頁

★著者略歴★  1963年、東京生まれ。立教大学文学部史学科卒業。1991年「僕のミステリな日常」でデビュー。コージーミステリの旗手に。架空の都市は崎市を舞台にした、緩い感じの葉崎シリーズは、どれを読んでも楽しい。

★作品内容★  架空の町、葉崎市をめぐるシリーズは楽しいが、ここにブラックな犯罪小説を展開する辛夷市を誕生させた。都心まで1時間半、かつては庭付き一戸住宅の誘致で栄えたが、バブルがはじけ、子供たちは通勤に便利なマンションなどに出て行った。残されたのは、最初に購入した世代の年寄りや、土地を売って残った名家だけだ。そこにある警察署も使えないか上司に見放された吹き溜まりの署員だけだ。主役となるのはそこの生活安全課の巡査部長・美琴。上司を見下ろす178センチの長身と不遜な態度からここに飛ばされてきたという噂。分類でいえばユーモア推理または犯罪小説ということになるのだろうが、ブラックな面白さが満載の連作集。
 「ゴブリンシャークの目」見捨てられたようなベッドタウンだから犯罪はそう多くはない。ところが最近放火殺人や強盗なども多く、生活安全課の三琴も捜査に駆り出される。町の資産家の老女がひったくりに会ったり、そこの家宝がだまし取られたり。でもその真相は。警察官の三琴の副業は。「丘の上の死神」市長選が起こり、負けそうな現市長が対抗相手にネガティブキャンペーンを張る。上司の命令で捜査に駆り出される三琴の、裏技。「黒い袖」警察官同士の結婚式、両者の親族はほとんど警察官。その結婚式を任された新婦の姉の苦労はいかばかりか。結婚式の裏で起こる数々の犯罪。「きれいごとじゃない」この町の古くからあるハウスクリーニングの会社。地元密着で、年末は大忙し。顧客に配るおせちも人気。そこに三琴が新人として総司に加わる。強盗計画の捜査ということだが、当然三琴もクリーニング会社も裏の顔を持ち、そして犯罪が起こる。「葬儀の裏で」今度はお葬式。父族の本家を守る年寄りが、姉の葬式をdすのだが。遺産を目当ての会話もあり、やはり普通の一族ではなく、お葬式も普通には終わらない。「殺人鬼がもう一人」ケータリングの会社を装い、殺人を請け負う女。ここに至るにはいろいろ訳があって、20年前に起こった殺人事件で人生を狂わされたのだ。美琴はどうかかわってくるのだろう。

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