知る人ぞ知るドイツのハノーヴァーのマイスターRudolf Schwarzルドルフシュヴァルツ作ニッケルドイツトランペットです。
 
マイスタールドルフ・シュヴァルツ主に19311980に活躍したHannoverのマイスターでした。彼はトランペットのマイスターとしてスタートしましたが、後にホルンからチューバ、マウスピース製作でも名を馳せた製作者でした。有名になった切っ掛けはノルトハウゼン市立劇場ソロトランペット奏者がクルスペを捨て、ルドルフの楽器を使いだしたことで、世界に名が知られるようになりました。1951年にはハーグ開催の金管楽器製作国際コンクールでD管トランペットとホルンで受賞し、1950年代にはオーダーメイドマイスターとして有名になっていました。マウスピースも定評があり、1951 年のコンサートツアー中のルイ・アームストロングや、1972 年のモーリス・アンドレなど工房を訪れて楽器やマウスピースを注文した記録が残っています。しかし残念ながら、このような情報は日本ではほとんど知られていません。
 
この楽器の説明をします。まず、今の楽器の状態はマイスターVoigtリストアしてもらった状態です。ロータリーも洗浄調整したばかりです。特記すべきはニッケルを贅沢に使って製作されている点です。メッキはありません。ニッケル(洋白)は一般的な心中より遥かに高価で、加工難易度も高いのです。総ニッケルで楽器を作ることは、現在でもなかなかありません。要は製作者が扱いにくいのです。従って、自信を持った腕の良いマイスターしか扱えない材料なのです。そのため高価な特注品以外で総ニッケルのトランペットはありません。
 
楽器の特徴として反映されるのが音色です。ニッケルは堅い材料ですので、音の遠達性(遠音)が良く、非常にボリューミーな音が出ます。また楽器の外観を見ると新しい楽器のような完成されたフォームをしています。ベルもヤマハ等に現在のロータリートランペット楽に近い印象です。音色はニッケルらしい暗い重厚感のある音ですが、モンケのそれとは異なります。音は高音から低音まで均一に鳴ります。特に高音が楽に出ます。また音程も良く、マウスピースにもよりますが下のレ(実音C,1-3)がほぼンピッチで吹けます。
 
コレクションの断捨離を実行し始めました。最近横ラッパは安くても50万円を下りません。ヴィンテージと言うだけでぼろい楽器を高値で販売する店もありますね。しかし私は本当にヴィンテージ楽器の良さを分かっていて必要としている方に継承したいのです。したがって一般のロータリートランペットよりも、なんならヴィンテージ楽器としては破格の安価な価格でお譲りします。したがいまして、ヴィンテージトランペットを末永く愛用してくださる方にお譲り(伝承)出来たらと思っています。ぜひ19世紀の息吹を体感して頂きたい。良い嫁ぎ先を募集します。
不明な点は遠慮なく質問してください。詳細は写真でご判断ください。質問はできる限りお答えしますのでご遠慮なく。ご納得の上のご入札をお願いいたします。ご納得いただいた方のみ入札ください。必ずノークレームノーリターンノーキャンセルの3Nをお約束できる方のみ入札をお願いいたします。状態のクレーム、返品できませんので、ご了解の上ご入札願います。
 
【発送方法】
発送はクロネコヤマトの着払いを予定しております。
 
注意
オークション終了後、24時間以内にご連絡お願いします。24時間以内にご連絡がない場合は「落札者様都合 によるキャンセル」ということで削除させていただきますのでご注意ください。その場合「悪い評価」が付きます。また基本的には連絡後2日以内に入金をお願いいたします。
 
最近、いたずら入札が多いため、『新規』の方や評価の『悪い』が多い方は、質問欄からご連絡ください。連絡がない場合は入札されましても、こちらの判断にて入札を取り消させて頂く場合がございますのでよろしくお願いいたしま す。
最近入札をしておきながら取り消しを依頼する方が増えています。今後は取り消しには応じませんので慎重に責任をもって入札願います。
また、最近「到着確認依頼」のメッセージを差し上げた事だけで「悪い評価」を付ける輩がいます。当方は輸送事故を懸念して、到着後すぐ開封し確認をして頂きたくメッセージを送っています。到着後数日経過してから運送会社に届け出ると故意のクレームと疑われます。それを懸念してのメッセージなのですが、その気遣いを理解しない人がいます。気遣いが迷惑という方は、当方の出品に入札なさらぬよう願います。そのようなクレームには当方も悪い評価をつけさせていただきます。オークション終了後は、迅速に対応させていただき、気持ちのよいお取引をしたいと思います。それではよろしくお願いいたします。