






[概要]
ロシアの民族楽器、Домра(ドムラ)
ドムラはロシアの弦楽器で、その起源は16世紀にまで遡ります。当時はスコモロックという道化師(吟遊詩人とも)の間で広く
使われており、村々から宮廷までよく見られる楽器の一つだったそうです。しかし、スコモロック達の音楽は風刺性や卑猥性を持っていたので権力者に厭われ、1648年に皇帝の命により殆どが処刑され、彼らのドムラも焼かれて絶滅したと言われています。
長らく忘れられていたドムラですが、19世紀末になって風向きが変わりました。ロシア民族楽器の父である、
ヴァシリー・アンドレーエフ氏が1896年に発見した半円球のボディを持った楽器が、伝承のドムラであると断定されたのです。
氏はこの楽器を研究して現代的なフレットシステムなどを導入、こうして今日のドムラが生まれました。
奏法はトレモロの多用が特徴的で、マンドリン的な立ち位置の楽器です。
本器は中音域のАльт(アルト)サイズで、弦長は495mmです。
ラベルがないのでモデル名などは分かりませんが、ネックが3ピースである点や、美しいペグを使っている点から良いグレードのものと思います。
チューニングは3弦からE,A,Dです。
[状態]
若干の打痕等はあるものの綺麗で、全体の清掃やペグの注油もしています。
ネックからヘッドにかけて塗装が剥がされていた(演奏性のため?)ので、その部分はニス仕上げにしています。
弦はダダリオで、0.40, 0.32, 0.24を張っています。
[備考]
当方犬を飼っております。商品には細心の注意を払っていますが、アレルギーの方はご留意ください。
発送はヤマト運輸着払いにて行います。
[追記]
https://auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/l1200906961 インドネシア民族楽器 ハサピ