f/2.5のパン・タッカーです。

(珍品)Astro Berlin PAN TACHAR 25mm f=2.5 アストロ ベルリン パン タッカー 1930年 戦前 ヴィンテージ シネレンズ レンズヘッドのみの出品です。
コレクション整理のため出品します。  ドイツ、アストロベルリンの代表的な4群4枚構成、スピーディック型のパン・タッカー 25mm f/2.5です。
パン・タッカーはf/1.8とf/2.3のモデルが一般的ですが、この個体は珍しいf/2.5のタイプとなっています。
古いヴィンテージレンズですので、コンディション等、写真と説明文をよく確認いただきましてご入札の検討をお願いします。

シリアルナンバー16000番台、1930年頃の生産と推測されます。  作動不可品からレンズヘッドを摘出したもので、元のマウントが何だったかは不明です。

絞りは清掃済みです。油浮きなく、開放から絞り込みまでスムーズに作動します。 
ヘリコイドはありません。 鏡筒外観には年代なりのスレや塗装剥げが見られますが 、銘板もきれいですし変形や大きな打痕はなく、この年代のものとしては綺麗な方だと思います。 
レンズの状態は年代なりで、一度清掃はしているので現状はカビやクモリはありませんが、ところどころにカビ除去クリーニング痕、細かい拭き傷があります。 チリの混入も少しあると思います。 コーティングは情報があまりなくノンコートなのかモノコートなのか判別しかねます。 ガラスの大きな傷や打痕、チップ等はありません。

鏡筒外径が約25mm、長さは約20.6mmです。 絞り機構のあたりにM26(おそらく)の線条が切ってあり、レンズ後端にもM24のネジが切ってあります。 画像7枚目にレンズのおおむねの寸法を書いたメモを示しました(寸法の正確さは保証できませんので参考程度にどうぞ)。

ステップダウンリングとヘリコイドアダプタ等を組み合わせて、APS-Cサイズのミラーレスカメラで撮影に使用していました。 小さなレンズでイメージサークルが少し足りないので、周辺の光量落ちとぼんやりとケラれます。 フルサイズでは試していませんが、マイクロフォーサーズ、あるいはAPS-Cにクロップしての使用が現実的かと思います。
暗角の参考にAPS-Cサイズで遠景(画像8枚目)と1m程度の距離を撮影した画像(9枚目)を載せておきます。両方とも絞り開放(f/2.5)での画像です。

ご不明点などありましたら、入札前にご質問ください。 改造ベース、研究用にご興味のある方、ご入札をお持ちしています。