【詳細】
初版帯付完結set 梅原克文 心臓狩り 角川ホラー文庫

心臓狩り1巻移植された悪夢 平成23年5月25日初版 角川書店発行
心臓狩り2巻シャーマンの一族 平成23年6月25日初版 角川書店発行
心臓狩り3巻異形の領域     平成23年7月25日初版 角川書店発行

1巻
難病を発症し心臓移植を受けることになった堤雅之。手術は無事成功するが、すぐに雅之は奇怪な現象に悩まされ始める。嗜好の急激な変化、左足を引きずる癖、手首の異常な痒み、そして何者かに殺される悪夢──。様々な状況から雅之は、折しも世を騒がせている、有名人を殺して心臓を奪う謎の連続殺人犯に関係したドナーの記憶が自分に移植されたのでは、と疑いを抱く。さらに雅之の肉体には恐るべき異変が生じてきて──!?
2巻
心臓移植により、臓器提供者の記憶だけでなく、手首の長掌筋腱が体外に飛び出し、〈触手〉や〈刀〉に変化する謎の力まで受け継いでしまった雅之。事態の真相を知るべくドナーの正体を探った雅之は、やがて美しい女性・舞と出会う。彼女はドナーだった優人の親戚で、シャーマンと呼ばれる不思議な力をもつ一族のひとりだった。さらに一族の異端者・秀人が、彼らの命を狙ってくる。シャーマンの力に目覚めていく雅之の運命は──!?
3巻
雅之と同じく、移植によって〈シャーマン〉となった秀人は、人間の心臓からその記憶や特技を吸収するという禁忌の行為を繰り返す存在──〈羅刹〉と化し、さらなる力を得ようと、同じ一族の舞や玲子に襲いかかる。雅之は大切な舞のため、自分も羅刹となることを決意。秀人の行方を追うが、秀人の体には、さらに大きな恐ろしい変化が隠されていた……! 雅之は愛する女性を守り抜き、真の〈ヒーロー〉となれるのか!? 堂々の完結巻!

梅原克文
1960年富山県生まれ。1993年『二重螺旋の悪魔』でデビューし、各方面から絶賛を浴びる。続く第2作『ソリトンの悪魔』で第49回日本推理作家協会賞を受賞。その他の著書に『カムナビ』『サイファイ・ムーン』『心臓狩り』がある。

【状態】
経年劣化により多少の焼け、スレ、汚れは御座いますが、概ね美本です。