

Soligor 135mm F2.8 Telephoto エキザクタ・マウント
藤田光学工業製の望遠レンズで、海外に輸出された製品です。
主にJUPLENブランドで販売されていましたが、
同じ物が一部はSoligorブランドでも売られてました。
こちらは数が少ないSoligorブランド品で、ある意味で貴重な1本です。
プリセット絞りが採用されていて、MFレンズの中でも古いほうです。
そのためか、スペックの割には筐体サイズが大きいです。
最短撮影距離も6フィート弱(約1.8m)と、やや短くなってます。
開放での写りは、センサーサイズによって、かなり異なります。
フルサイズで使うと、ハイライトの周囲に弱いフレアーが出て、
写真全体が少し柔らかいように写ります。
ところがフォーサーズで使うと、ハイライトの周囲に強烈なフレアーが出て、
写真全体でも、フルサイズより柔らかい感じに写ります。
つまり、使用するセンサーサーズが小さいほど、癖が強く出ます。
具体的な写りは、以下のサイトが詳しいようです。
このサイトによると、癖玉の癖がセンサーサイズの小さいほど強く出る特徴は、
このレンズだけの現象ではなくて、他の癖玉でも共通する特徴のようです。
筐体は、かなり使われた感じが少なく、キズや汚れが少なめに見えます。
ヘリコイドはやや重めですが正常に動作してます。
プリセット式の絞りは、一部の絞り羽根が外れているような様子で、
絞りリングを開放にセットしても、羽根全体が最後まで開きません。
せっかく絞り羽は20枚もあり、途中の絞り値でも円形に近いのですが、
正しい形で絞りこまれないという、残念な状態です。
ガラスにキズは見当たりませんが、中玉の1面が薄く汚れた感じに見えます。
他には、ホコリが少し混入しているぐらいです。
激しい逆光だと、フレアーが少し多めに出るかもしれません。
このままでも使えますが、絞りリングを開放に設定しても、
絞り羽根が最後まで開かず、少しだけ絞られた状態のままです。
本来の癖を利用するためには、絞りの分解修理が必要です。
アダプタを介せば、色々なミラーレス機で使えます。
カメラに付けて試したところ、少しオーバーインフでした。
癖玉が好きな方、分解修理できる方、いかがでしょう。
付属品:フロントキャップ(シグマ銘55mm)、リアキャップ(汎用かぶせ式)
ジャンク扱いなので、ノークレム、ノーリターンでお願いします。