岩波文庫『保元物語』
①著者別番号:黄108-1
②校訂:岸谷誠一
③発行日:2012年8月24日 第14刷(1934年11月15日 第1刷)
④装丁:カバー装 
⑤状態:普通 蔵書印なし、書き込みなし 120頁
⑥コメント:2012年の重版。入手困難。
 『平治物語』とともに日本文学で最初の完成された軍記物語である。鳥羽法皇崩御によって風雲しきりに動き、ついに崇徳院が讃岐へ流されるまでの約1ヶ月の経緯を中心とし、源平両氏が合戦の衝にあたり、骨肉相殺傷する悲劇である。為朝はここに全局を支配する花形役者として大写しに描かれ、いわば為朝の英雄譚ともいうべきものである。
岩波文庫『平治物語』
①著者別番号:黄109-1
②校訂:岸谷誠一
③発行日:2012年8月24日 第14刷(1934年11月15日 第1刷) 
④装丁:カバー装 
⑤状態:普通 蔵書印なし、書き込みなし 136頁
⑥コメント:2012年の重版。入手困難。
 『保元物語』と姉妹篇をなし、編次。体裁・構成・措辞など両者ほとんど趣は同じである。藤原信頼、源義朝の挙兵・待賢門・六波羅の合戦を経て義朝の子がことごとく処刑されるまでの約3ヶ月を中心とする悲劇的運命の物語である。保元物語と同じく叙述の随所に内外典の訓言を挙げて君臣父子の道を明らかにし、異国の例を引いて治乱興亡の理を示している。