The Rough Guide to African Disco

中古盤

輸入盤

2枚組

多彩なサウンドを生み出したアフリカのディスコ・サウンド!

 辺境レア・グルーヴ・ファンには見逃せない作品
 今世紀になって多くの埋もれたアフリカ音楽が発掘され、現在でも多くの作品が再発されています。その中でも人気が高いのが、やはり60年代以降にリリースされたファンキーなサウンド。アフロビートはもちろんのこと、その影響下にあるアフリカン・ファンクとでも呼べるさまざまなスタイルがもてはやされています。それらはアフロビートだけでなく、主にアメリカから輸入されたソウルやファンクに直接インスパイアされたものも多かったのです。当然、時代を経ても同時代の音楽に人気が集まるわけですが、70年代後半ともなるといわゆるディスコ・サウンドもアフリカに流入しました。
 本作はそんな70年代後半以降にディスコ・サウンドに影響受けたと思わしきアフリカ音楽を集めました。とはいっても周知のとおり、ディスコ・サウンド自体はファンクから派生したものですので、かなりファンク色の強いものもあり、一筋縄ではいきません。またアフリカン・ファンクが盛んな西アフリカだけでなく、南アフリカなども収録されているので、やはりヴァラエティに富んでいます。さらにボーナスCDにはカメルーンのギタリストが80年代に残したLP音源をまるまる復刻。ウィルソン・ピケットやジェイムズ・ブラウン、オーティス・レディングの有名曲をアフリカンに、そしてダンサブルにカヴァーしています。
 ここ最近、アフロ・レア・グルーヴの再発はかなりの数になりますが、70年代後半以降のそれらを特集した編集盤はあまりありません。本作は良きガイドとなること必至です。