Brompton用のMステムになります。

Brompton用のステムの中では最軽量でもあり、
今では中古ですら手に入れる事の出来ない最高級のカーボンパーツになります。

自身のは2016年にクオリティ高めのカーボンMステム(302g)を製作して貰って使用しておりまして、
これは更に軽く作って欲しいと依頼をし、
カーボン繊維の質を上げて削れる部分は削り、
より軽量な7075ALパーツを使って289gまで軽量化しております。

軽量にこだわっている方ならわかると思いますが1g軽くするだけでもとても大変でして僕もいろんな物を買っては取り付けを繰り返してきました、、、
最初にBromptonを10台購入して分解し、
1番軽い純正フレームで最軽量を目指した知人もおりました。。


カーボン部分は高強度のカーボン糸を束ねて捻って整形しておりまして、
ヒンジ部分は7075AL(超超ジェラルミン)ブロックから削り出し、
硬質アルマイトを施しております。

ハンドルクランプ部分は正面側は64チタンを手作りで製作し、
裏側はトルクを必要としない為イタリアのExtralite社製の軽量7075ALボルトを使用しております。

カーボンアンダーステム内の引き上げボルトも高トルクに締め込みすぎない為にドイツのtune社製2017ALボルトを使用しております。

Bromptonが好きな製作者さんが各部こだわって製作した一級品であり、
今後手に入れられる事はないと思いますし、
クオリティ高く見た目もカッコ良くておすすめなのです!




注意点としてして。

まず取り付けられるハンドルはフラットハンドルのみとなります。
以前は製作者さんにMハンドルを送りクランプ部分上部にカーボンピンを打ってもらう事によりハンドルの緩み防止が出来たのですが、
それが出来なくなった為と、
以前、海外の方でフラットハンドルのみ取り付けと謳っていたのにも関わらず、
カーボンステムのクランプ部分をクラックが入る程に無理矢理広げてライザーバーを取り付け、
走行中に破損をさせてしまった方がいる為、
フラットハンドルのみの取り付けとしています。


人それぞれ走り方や力の入れ方が変わる為、
ダンシングて立ちこぎは禁止です。


クランプ部分にハンドルを取り付ける際ですが、
3Ntまでのなります。
カーボンステム正面側の64チタンボルトには六角レンチ5mmを差し込みずれない様に固定をし、
カーボンステム裏側のExtralite社製アルミボルトには六角レンチ3mmを差し込み回して締め込みます。


ステムをメインフレームに取り付ける際ですが、
まず5〜8Ntまでで固定して下さい。
カーボンは柔らかさもある材質でもありますので割れずに思いの外広がってしまいます。
その為、
締め込みすぎてチタンフォークのコラムにクラックが入ってしまう事がありますので、
純正ステムでも多々ある事もありチタンフォークを守る為にこの部分のトルク管理は必須だとは思っています。
因みに、
製作者さんにこの話で質問をした際、
カーボンアンダーステムは約12Nt位までは耐えられるのはではとの話でもありました。

普段から最軽量パーツを取り付け手でのトルク管理に慣れている方なら問題ないと思いますが、
心配であればトルクレンチをご使用下さい。
お店でもトルクレンチを使用せず、
チタンステムを壊してしまった場合もありますので、
もし面倒でなければこちらでの取り付けも可能になりますのでご検討下さい。


ヒンジクランプに関して、
可能であれば出品している同製作者さんのカーボンヒンジクランプか7075ALヒンジクランプをお使いください。
純正の鉄フレームでもたまにある事ですが、
ヒンジクランプが硬過ぎ、高強度過ぎて地面からの負荷や力が逃げにくく、
メインフレームやステムに蓄積していってクラックが入ってしまうという事例が多々あります。
硬さもあり力も逃げ易いクランプだとフレームも一緒に長持ちし安全でもあると思いますのでご検討下さい。
僕の韓国の知人は3ヶ月でメインフレームにクラックが入ってしまっている方がいました。


他、気になる部分があるとも思いますので、
何かしらございましたらお気軽にご質問下さい。