ソニーの懐かしい3バンドラジカセ CF-1980-5 ベルト交換動作品です。
昭和521977年頃Studio1980-Vの愛称で発売。販売価格44,800円でした。
カセットテープが人気で書店には懐かしいラジカセ関連の本が次々出版されていますが、このラジカセ1980シリーズは代表作のようによく紹介されています。ソニースタジオ1980は大ヒットして70万台も販売されたラジカセですので残存台数が多く人気もあり現在でもMercariYahoo! Auctionsなどのフリマサイトで沢山出品されています。
 
ソニースタジオ1980シリーズは初代のCF-1980 二代目のCF-1980-2 三代目のCF-1980-5でしたが初代の1974年の発売から三代目CF-1980-51980年のカタログ掲載迄6年間発売されました。その頃1979年に初代ウォークマンTPS-L2がソニー創業者井深氏のひらめきと盛田氏の決断と推進力で発売され大ヒットしました、当時の若者はいつでも何処でも聴ける良質の音楽にワクワクした楽しい青春時代をすごしました。
 
今回出品のCF-1980-2CF-1980-5の最大の相違点はパワー出力が3.2Wから5.7Wのパワーアップになった事です、それに伴い使用されているスピーカーが違います。
CF-1980-2PNP/NPNのトランジスタで構成された 3.2W SEPP回路が採用されています。
CF-1980-5は東芝のパワーアンプIC TA7204P2個を使い5.7Wのパワーです。
因みに初代のCF-1980はパワー出力3WCF-1980-2と同じPNP/NPNのトランジスタで構成された SEPP回路構成です。
CF-1980シリーズ3機種共にINPUTトランスOUTPUTトランスを排除したITL OTL方式で歪の少ない澄んだ音質を追求したようです。(INPUT/OUTPUTトランス変圧器を使用した音が好きな方も居られますが)
 
30年くらい昔からラジオやラジカセを整備してはコレクションしていましたが、部品取り用に保管していた物が沢山あり手っ取り早く片付ける為に廃棄処分しようかとも考えましたが勿体ないのでラジカセの動作復活を目指しメンテナンスをしました、納得がいく整備はかなりの時間が掛かりますがメンテナンスして使えるようになった時は嬉しいし楽しいものです。
 
50年くらい昔のラジカセを使おうとするとアッチコッチ不具合が発生していますが夫々の機能が動作するように整備しました、細かい整備内容は使われる方には分からない内容が多く余り意味のない事だと思いますので省略します。
キャビネット外装なども清掃をしていますが傷汚れ凹み文字消えなどがありますので美品ではありません、外観の状態は10枚の画像を掲載しました、ヤフーオークションは拡大画像もご覧いただけますので画像で判断お願いします。
 
画像のゴムベルトとテープを安定走行させる為のピンチローラーが交換してあります、テープスピードはソニーの基準テープ3khzを再生して周波数カウンターで測定して調整してあります。
 
【出品前に動作確認しました】
テープの再生も録音も出来ます。
テープの早送りと巻き戻しも出来ます。
テープエンドでのオートストップ機能も動作します。
ラジオ放送の受信できます。
レベルメーターも振れます。
チューニングダイヤルの照明ランプも点灯します。
内蔵マイクでの録音も出来ます。
音質調整のBASSTREBLEも効いています。
小音量で聴く時の聴感補正ラウドネスも効いています。 
ロッドアンテナはオリジナルの物です。
乾電池での動作も確認しましたが乾電池は付属しません。
ラジカセの持ち手側板は経年劣化で金属メッキがブツブツと荒れて来ますがこのラジカセの持手側板はブツブツが無くかなり綺麗だと思います。
 
取説など付属品は有りませんが、動作テストに使用した画像の社外品電源コード中古品とこのラジカセで録音した画像のテープをお付けします。
 
50年近く昔の中古品ですので自動車の車検整備のような整備保証は付いていません、ノークレーム・ノーリターンでご入札お願い致します。

発送はゆうパック着払いでお送りします。
 
発送前に動作確認テストをしますので一両日お時間をくださいますようお願いいたします。