ここに紹介した五角手鉢を初めて見た時なにか違和感を感じましたがそれが何であるかは解りませんでした。何回か見ているうち徐々に解ってきました。つまりこの作品を作るときの視点の位置が普通と違うのです。この作品では松の木の根元から真上の方を見上げているのです。そのため松の木がこのように見えたのです。まず目の前に太い幹や枝がありその上方に松葉が茂りその松葉に雪が積もっているのです。このような視線で風景を見上げた作品を今までに見たことがありません。大変面白い作品です。
サイズ:22cmx22cmx17cm