大乗仏教の新たな起源を論じた平川彰の『初期大乗仏教の研究』は、方法の斬新さのみならず網羅された厖大な資料の意義が評価され、1970年代から 90年代まで大乗起源理解のみならず仏教研究の方法に大きな影響を与えた。その業績は不滅である。
書籍内容:
1巻:法と縁起
2巻:原始仏教とアビダルマ仏教
3巻:初期大乗仏教の研究Ⅰ
4巻:初期大乗仏教の研究Ⅱ
5巻:大乗仏教の教理と教団
6巻:初期大乗と法華思想
7巻:浄土思想と大乗戒
8巻:日本仏教と中国仏教
9巻:律蔵の研究Ⅰ
10巻:律蔵の研究Ⅱ
11巻:原始仏教の教団組織Ⅰ
12巻:原始仏教の教団組織Ⅱ
13巻:比丘尼律の研究
14巻:二百五十戒の研究Ⅰ
15巻:二百五十戒の研究Ⅱ
16巻:二百五十戒の研究Ⅲ
17巻:二百五十戒の研究Ⅳ