19世紀後期のヴィクトリアンジュエリーらしい、気品と繊細さをまとったピエトラ・ドゥーラ(象嵌細工)のオーバルブローチのご紹介です。
艶やかなブラックのハードストーンを背景に、優しいピンクの天然石で一輪の花が丁寧に象嵌されています。
花弁には淡い色から深みのあるピンクへの自然なグラデーションが施されており、まるで本物の花びらを石に閉じ込めたかのような、息をのむような美しさに心を奪われます。
静かに咲き誇るその花は、時を超えてなお、見る者に語りかけるような穏やかな存在感を放っています。
縁をぐるりと囲むのは、繊細なロープモチーフの飾りを施した9金ローズゴールド。
温かみのあるゴールドカラーが象嵌の美しさを引き立て、全体にクラシカルで柔らかな気品を添えています。
ピン部分には当時のオリジナルとみられるCクラスプが残され、ヴィクトリア時代の手仕事の名残が感じられます。
130年以上を経たアンティークとしては非常に良好なコンディションで、ゴールド枠にごくわずかな凹みが見られる程度です。
着用時に目立つことはなく、全体の美観を損なうものではありません。

象嵌技法のため、検査機関にてソーティング不可となります。

留め具の開閉に緩みもなく、行く先々の所有者によって大切に扱われていたことが感じられる大変状態が良いお品です。
落下防止用のシリコンキャッチをお付け致します。

写真のアンティークボックスは撮影用のため付属致しません。


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● 素材 
9ctゴールド(刻印なし、検査証明済)
推定:天然石、アゲート
【品質保証書付き】

● 年代  
19世紀後期 ヴィクトリアン

● 国名  
イギリス

● サイズ 
横 約4.0cm × 縦 約3.3cm

● 重量  
約8.9g

●状態
古いお品物のため、全体的にアンティーク特有の型崩れや擦れ、薄汚れ、くすみ、擦り傷などが見受けられます。
これらの状態をアンティーク特有の風合いとしてご理解いただける方にご購入をお願い申し上げます。