平凡社/1977/新書判143P
昨年暮墓参にいったとき、ついでに山の畑まで
登ったら、まだちよっと堅いがフキノトウが畑
一面に出ていた。もう食ぺようと思えば食べら
れるフキノトウだが、一個もとらずに帰ってき
た。私は早春の味を年内に味わいたくなかった
からである。山菜は旬のものを、その季節の到
来をよろこび、野をなつかしみながら季節を味
わうものなのである。
【目次】
カラー
ふる里・山菜
山菜散歩30種
春の七草
山菜勢ぞろい
本文
山菜のさとし
食べ遊び
山菜散歩30種
索引
状態:三方にヤケ、カバーにヤケ・スレ・ヨレ ・小キズ
・くもりなど、相応の経年感あり。