78CDR-3182
モーツァルト:レクイエム ニ短調 K.626 
ピア・タッシナーリ(S), エベ・スティニャーニ(M-S)
フェルッチョ・タリアヴィーニ(T), イタロ・ターヨ(Bs)
ヴィクトル・デ・サバタ指揮トリノ放送管弦楽団(E.I.A.R.)、合唱団
英 HIS MASTER'S VOICE DB9541/8(原録音: 伊CETRA-SORIA set101)
(1941年12月 4-5日ローマ録音)

第2次世界大戦下のローマ録音。日米開戦の3日前の1941年(昭和16年)12月4-5日である。イタリアのレコード会社CETRAのための録音だったが、プロデューサーのダリオ・ソリアが後にEMIに発売させたもの。大戦中にはドイツPOLYDOR でも発売されていた。この名曲の世界初の全曲録音である。指揮者のヴィクトル・デ・サバタ(1892-1967)は1929年大指揮者アルトゥーロ・トスカニーニ(1867-1957)の後任としてスカラ座の音楽監督に就任し1953年に引退した名指揮者。ソプラノのタッシナーリ(1903-1995)はスカラ座のソプラノで戦後はアメリカで活躍した。メゾソプラノのスティニャーニ(1903-1974)はローマ歌劇場で活躍後、戦後の1948年アメリカにデビューした。テノールのタリアヴィーニ(1913-1995)は1939年にデビュー忽ち人気歌手となった。大戦後はアメリカに移住し、世界的に人気を博した。バスのターヨ(1915-1993)はイタリアとヨーロッパ各地で活躍した後、1948年メトロポリタン歌劇場にデビューした。映画にも多く出演していた。教会の大聖堂での録音と思わせる響きはSPレコード時代にしては珍しい。



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収録はSPレコード3枚から5枚の初発売時のアルバム単位を基本としています。また、録音時に原盤に混入したノイズが大きく再生されることもございますが、一切修正をしておりません。ケースには録音データ(オリジナル・レコード番号、マトリクス番号、テイク、録音年月日等)を記載してありますが、曲目解説はありません。ジャケット等の仕様は簡素なものです。

■ご注意
CD-Rを使用していますので、再生機器によっては再生が出来ない場合もございますので、ご了承下さい。
編集作業を一切行っておりませんので、曲はつながっていません。1トラックはSP盤片面分となります。
トラック間の空白部分は統一されていません。
リードアウト部分の短い盤は、終わりの部分のノイズが入る場合があります。
一部のCDプレーヤーにおいて、ディスクの最終トラックの音楽が終了した後で無音部分が終了する際に、デジタル信号が切れることによるノイズが発生する場合がございますが、ご了承下さい。

●78CDRで始まる商品は、78回転のSPレコードからの復刻盤です。
●33CDRで始まる商品は、33回転のLPレコードからの復刻盤です。