内容紹介(「BOOK」データベースより)
「何者じゃ」夜回りの老局は思わず誰何した。奥州棚倉の城主、勝田駿河守の上屋敷の闇に男が蹲っている。「土蜘蛛の精…」名乗ったその顔は幽鬼のものであった。折しも婚儀定まった姫を案じて寝所に踏み入った局の見たものは、無惨な姫の姿。姫が自害して果てたのは間もなくである。勝田の家を呪うのは、いったい何者?もと歌舞伎役者の色男、文七が陰謀に迫る。
商品情報
発売日: 2002年11月
著者/編集: 横溝正史
レーベル: 徳間文庫
出版社: 徳間書店
発行形態: 文庫
ページ数: 326p
ISBN: 9784198918019
蜘蛛の巣屋敷 (徳間文庫 お役者文七捕物暦) 横溝正史/著