廃盤
10CD

リヒター/ミュンヘン・バッハ管弦楽団&合唱団

J.S.バッハ:
・マタイ受難曲
・ヨハネ受難曲
・ロ短調ミサ
・カンタータ集(11曲)

カール・リヒター指揮
ミュンヘン・バッハ管弦楽団&合唱団

Eloquenceアンビエント・リマスター盤

求心的で峻厳、独特の迫力と高揚感をもったリヒターの演奏は、現在も多くのファンの心を掴んで離しません。
ドレスデン十字架聖歌隊で少年時代を過ごし、ライプツィヒ音楽学校ではシュトラウベ、マウエルスベルガー、ラミンに師事、
やがてトーマス教会のオルガニストを務めたという若き日のリヒターは、まさにバッハ演奏のど真ん中にいて多くを吸収していました。
その後、ミュンヘンに移ったリヒターはオルガニストとして活躍する一方、バッハの合唱音楽の理想的な演奏への意欲が高まり、
1951年、25歳のときにミュンヘン・バッハ合唱団を結成、やがてオーケストラにも理想を求めるようになり、1955年にミュンヘン・バッハ管弦楽団を組織します。
このオケのメンバーはバイエルン放送響、ミュンヘン・フィル、バイエルン国立管の団員から選りすぐられたもので、合唱団同様、常設ではなかったものの、
リヒターとの演奏会や録音の際には徹底したリハーサルがおこなわれ、理想に燃える指揮者の厳しい統率のもと、素晴らしく熱気に満ちた演奏を展開していました。
当ボックスには2つの受難曲(マタイ、ヨハネ)とロ短調ミサ、そしてカンタータが11曲収められています。
マタイ受難曲は1958年の録音で、リヒターの名を一躍世界的なものにすることにつながった有名な演奏。
厳しく克明な表情づけがモダン楽器小編成によるかっちりしたサウンドにのって独特の求心力を生み出した稀有な演奏で、
気楽さには欠けるものの、これはやはり凄いアプローチとしか言いようがありません。
リヒターは後年、音楽的嗜好がロマン的なものに傾斜していきますが、ここではまったく迷いのない、
自信に満ちた激しいバッハを聴くことができます。
ロ短調ミサは1961年の録音が選ばれています。
ここでの重さと高揚感の極端なまでのコントラストは、様式的な要素の強いミサという作品へのリヒターならではの解釈と言えるかもしれません。
ヨハネ受難曲も名演です。合唱の雄弁な表情、ヘフリガーのエヴァンゲリストのストイックな美しさはやはり何度聴いても素晴らしいもの。
11曲収められたカンタータも演奏は粒ぞろいで、第4番『キリストは死の縄目につながれたり』からいきなり過激なまでの厳しい表現に驚かされます。

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CD1・CD2・CD3
・マタイ受難曲 BWV.244
アントニー・ファーベルク
イルムガルト・ゼーフリート
ヘルタ・テッパー
エルンスト・ヘフリガー
キート・エンゲン
マックス・プレープストル
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ
ミュンヘン少年合唱団
ミュンヘン・バッハ合唱団
ミュンヘン・バッハ管弦楽団
カール・リヒター(指揮)

録音時期:1958年6~8月
録音方式:ステレオ(セッション)

CD4・CD5
・ヨハネ受難曲 BWV.245
イヴリン・リアー
ヘルタ・テッパー
エルンスト・ヘフリガー
ヘルマン・プライ
キート・エンゲン
ミュンヘン少年合唱団
ミュンヘン・バッハ合唱団
ミュンヘン・バッハ管弦楽団
カール・リヒター(指揮)

録音時期:1964年2月
録音方式:ステレオ(セッション)

CD6・CD7
・ミサ曲ロ短調 BWV.232
マリア・シュターダー
ヘルタ・テッパー
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ
キート・エンゲン
ミュンヘン・バッハ合唱団
ミュンヘン・バッハ管弦楽団
カール・リヒター(指揮)

録音時期:1961年
録音方式:ステレオ(セッション)

CD8・CD9・CD10
復活節のためのカンタータ集
・第4番『キリストは死の縄目につながれたり』
・第6番『われらと共に留まりたまえ』
・第12番『泣き、歎き、憂い、怯え』
・第23番『汝まことの神にしてダビデの子よ』
・第67番『死人の中より甦りしイエス・キリストを覚えよ』
・第87番『今までは汝らなにをもわが名によりて』
・第92番『われは神の御胸の思いに』
・第104番『イスラエルの牧者よ、耳を傾けたまえ』
・第108番『わが去るは汝らの益なり』
・第126番『主よ、われらを汝の御言のもとに保ち』
・第158番『平安なんじにあれ』
エディット・マティス
ヘルタ・テッパー
アンナ・レイノルズ
ペーター・シュライアー
エルンスト・ヘフリガー
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ
テオ・アダム
ミュンヘン・バッハ合唱団
ミュンヘン・バッハ管弦楽団
カール・リヒター(指揮)

録音時期:1967年~1973年
録音方式:ステレオ(セッション)

コンディション良好。

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