








【詳細】
初版 北野勇作 クラゲの海に浮かぶ舟 徳間デュアル文庫
2001年9月30日初版 徳間書店社発行 新刊案内完備
蛋白質工学を専門とするぼくは、人工の生き物をつくる研究をしていた
科学者になりたかった。科学者になって怪獣を創りたかったのだ。どんなものでも創れるシステム。なんでも売っているデパート。人に夢を見せてくれる機械。大人になったぼくは「会社」の技術開発部に所属して、新しい生き物を作る研究をしていた。だが、意に反した方向で進められることになった研究の続行を拒否し、会社を去ることになってしまった。そのせいであれに関する記憶のすべては、会社によって破壊されることに……。
北野勇作
1962年生まれ。1992年に『昔、火星のあった場所』で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、デビュー。同年、落語台本「天動説」で第1回桂雀三郎新作落語“やぐら杯”最優秀賞受賞。2001年、『かめくん』で日本SF大賞を受賞
【状態】
経年劣化により若干の焼け、カバーにスレ、傷は御座いますが、概ね良好です。