昭和49年に、当時の通産省指定の「伝統的工芸品」に、家具の分野では全国に先駆けて指定をうけた【松本民芸家具】。
さまざまな複雑な木組の技術によって作られる彼らの作品は、歴史ある松本地方の伝統的和家具の数々であり、
使う人それぞれが使い込むほどに昧わい深く、愛着をもって使うことができる今では数少ない本物の家具です。
今回はそんな松本民芸家具から「#39A型 ロッキングチェア」をご紹介します。
松本民芸家具が手がけたロッキングチェア「#39A型」。
その原型は、民藝運動の創始者であり美術評論家でもあった柳宗悦氏から託されたものであり、
松本民芸家具が最初期に制作したモデルとして知られています。
座面は広くゆったりと設計され、程よく傾斜したラインが腰から背にかけて自然なフィット感を生み出します。
低めにデザインされた背もたれは、重心を低く安定させ、深いリラックスを誘います。
滑らかなカーブを描くアームは手仕事の温もりを感じさせ、
精緻な挽き物細工による脚部とともに、松本民芸家具ならではの確かな技術が息づいています。
素材には上質なミズメザクラが用いられ、深みのあるダークブラウンの艶やかな塗装仕上げが施されています。
和洋を問わず、あらゆるインテリアに馴染むシンプルかつ端正な佇まい。世代を超えて愛され続ける、普遍的な美しさを宿す一脚です。
民藝思想に基づき「用の美」を追求した珠玉のロッキングチェア。日々の暮らしに、静かな安らぎのひとときをもたらしてくれることでしょう。
大変おすすめですのでこの機会にぜひ！！！
新品で購入した場合、約20万円前後致します。御参考下さい。
コンディション：後ろ脚切ってある為、ロッキングとしての使用に難があります。中古の為、写真の様な傷・擦れ多数などあります。
サイズ横60センチ奥行き63センチ高さ87センチ座面高さ38センチです。
| 
