桃山時代に製作された、かわいいふくら雀の形をしての炭斗(すみとり)だと思います。墨色に染めた紙縒り編製の網代籠です。
 炭斗とは、 亭主が客の前で炉や風炉に炭を組み入れる炭点前(すみでまえ)で用いる、炭を組み入れ、香合・羽箒・釜敷・鐶・火箸を添えて席中に持ち出す器の茶道具のことです。
 ふくら雀は、冬になると外でまんまるに膨らむ雀のことをいいます。 全身の毛をふくらませているその姿は、「福良む」とも表現され、豊かさや繁栄を表す縁起物とされてきました。

【サイズ】
 直径28.5cm  高さ2.5cm

【その他】
紙縒りの染めた墨色が剥げて白くなっている部分があります。編まれた紙縒りが欠けて小さい穴が開いた部分があります。

【入札前に必ずお読みください】
・ 本品は古美術ですので経年に伴う汚れの他、写真では捉えきれていない傷や割れや直し等がある場合もございます。その様な個所は出来るだけ現状を伝えるよう に努力はしておりますが、当方での見落としがありうる場合もゼロではございません。この点を理由とした返品は遠慮頂いています事、ご理解の上ご入札くださ い。気になる箇所がある場合は事前の質問をお願いいたします。

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