スプールは写っていませんが付属しています
スプールは付属しています。
ツァイスイコン スーパーイコンタ C [531/2] Ⅲ型 #E31457 (その145) OH済 まあまあきれい
ブローニー(120フィルム)のイコンタは外国ではセミ判がA、6x6がB、6x9がCと呼ばれます。これは6x9のCです。距離計もあるイコンタがスーパーイコンタで、メータが付くとユニバーサルスーパーシックスなどとなります。この個体は日本ではスーパーイコンタ6x9 Ⅲと呼ばれています。Ⅰ型は1934年に発売され、1936年に二重露光防止メカが付き、フィルム送りが逆方向になります。それをⅡ型といいます。この個体は、そのすぐ後の1937年に発売され、貼り付けネームプレートが付き、二重露光防止メカのカバーもクロムメッキになったものです。この機種からレンズが3半のテッサーになります。Ⅲ型は戦後のⅣ型Ⅴ型の原型になります。Ⅲ型はスーパーイコンタ6x9の中で、もっともしっかりした造りです。めずらしいことに今回のレンズはF3.5よりシャープなテッサー105mmF4.5が付いています。シャッターはB,1-1/250のコンパー、セルフ付です。Ⅲ型時代のコンパーシャッターはBもチャージしてからレリーズします。全速大変快調でセルフもOKです。レンズも距離計も分解クリーニング調整しました。すべての機能は完全に動きます。特に距離計は非常にクリアーでくっきりしており、上下も正確に一致しています。レンズは非常にきれいでクリアーです。きずもくもりもほとんどありません。中玉に後コートされているようです。フィルムを入れてコリメータでチェックしましたが、ピントも連動も非常に正確です。この時代のアルバダファインダーはブライトフレームにセルロイドが使ってあり、蒸着膜が厚いために、暗いところでは見え具合がよくないですが、ファインダーの上に手をかざせば見やすくなると思います。距離調節はなめらかです。蛇腹は艶も良く大変しっかりしています。豆電球を蛇腹の内側に入れて、暗闇で光漏れをチェックしました。ピンホールが1箇所見つかりましたのでパーマセルで補修しました。もし光線引きがあっても無償で修理しますのでご安心ください。外見は割合きれいです。黒塗りのはがれはあちこちにあります。多少レタッチしました。クロムメッキは大変きれいです。張革もいぼはところどころにありますが割合きれいです。ハンドグリップの革もしっかりしています。内部も大変きれいです。距離目盛はfeetです。三脚穴は細ネジです。ボディのシリアル番号は#E31457、レンズのシリアル番号は#2081960(1937年5月の製造)です。スーパーイコンタ6x9の撮影結果は35mm判やデジカメとは全く別次元の世界です。送料落札者負担で10日以内の返品をお受けします。返品に関しては自己紹介をご覧ください。