絵本の内容
オオムラサキの幼虫であるムーくんは、冬のあいだエノキの枯れ葉でお布団のように眠っていましたが、春の風でその葉っぱごと飛ばされてしまいます。目を覚ましたムーくんはお腹がすいて、あちこちの葉っぱを試しにかじるけれどどれも美味しくありません。ムーくんの仲間はエノキの葉っぱしか食べられないため、さまざまな虫たちに出会いながらエノキを探し求める旅に出ます。やがて無事にエノキの木を見つけ、夢中で食べて、やがてさなぎへと変身していきます。特徴的なポイントとして、脱皮の際に顔のように見える「お面」がポロっと取れるシーンも紹介され、子どもたちに好奇心を刺激します。
作者と特徴
作者は多田智(タダサトシ)さんで、1968年東京生まれ、多摩美術大学絵画科卒業。子どもたちに虫や生き物の不思議を伝える虫の絵本シリーズの一作として、人気の『カブトくん』『カマキリくん』『ありんこリンコちゃん』に続く第4弾です。作品はこぐま社から2013年に発行されています。
読者の声と教育的価値
多くの親子が読み聞かせやプレゼントとして楽しんでおり、ムーくんの愛くるしい姿や虫の生態の描写に子どもたちの興味が引き出されています。幼虫それぞれが特定の葉っぱを好むことや脱皮の仕方など、虫の生態に関する学びも得られる内容で、親子の自然観察や学びのきっかけとして評価されています。
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