内容はとにかくタイトル通り。  女性にとっての「シゴト探し」は「自分探し」。「アタシ探し」と「シゴト探し」をするときに読んでほしい本です。主な内容は30~40代の女性で転職、もしくは(出産育児後の)再就職をされた方のルポルタージュ。事例を出した職業解説本はたくさんあるけれど、本書は「転職」と「再就職」(起業もアリ)した人の「生き方とシゴト」にフォーカスしたもの。その世代の女性がキューリアスな50職種を「実際どうよ?このシゴト」と大胆に正直に解説。だって、実際シゴトしてます、って人の生の声に勝るものはナシ。それとともに、笑いと涙の転職ストーリー(一部離婚ストーリー)が描かれています。

 結婚、妊娠、出産、子育て。結婚はともかく、女性が子どもを産み育てることを人生設計に組み込んでしまうと、ほとんどの場合「シゴトの選択や人生の選択」が非常に難しくなってきますよね。「さあ、どうする?このシゴト」「さあ、どうする、ここにいる生まれちゃったこの子ども」みたいな世界を経験した人、これからその世界に突入しそうな人、予定はないけどシゴトも子供も欲しいわい!という方に読んでいただければと思います。「どうする?この夫?」と途方にくれている方もついでにどうぞ。  2005年で男女雇用均等法20年目を迎えますが、現在30~40代の女性たちは雇均法の「途中」を生きてきました。おまけにバブル経済、平成不況、就職難と、時代に思い切り揺さぶられて。本書では4歳違いの3姉妹のように、3世代に分けて女性の生きようを切り口に「アタシ探しとシゴト探し」を描いています。